フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、ワケありな人生の部屋探しを手伝う不動産屋を追った『ワケあり人生と部屋探し ~無理とは言わない不動産屋~』を、8日に放送する。

  • 物件を問い合わせる齋藤瞳さん=フジテレビ提供

高齢や生活保護、心の病を理由に住まいを借りるのが難しい“ワケあり”な人々の部屋探しを手伝う、横浜市にある不動産店の代表・齋藤瞳さん(43)。客のほとんどは「部屋を借りたい」と申し入れてもなかなか難しい人たちだ。オーナー側は、隣人トラブルや事故、家賃滞納を恐れ、部屋を貸すことに慎重になってしまう。

齋藤さんは、自分を頼りにやってきた客に対し、決して「無理」とは言わない。部屋を探し、「契約して終わり」ではなく、客のその後の人生に関わっていきたいと言う。

仲介手数料、いわゆる営業利益は家賃1カ月分。ところが、部屋を見つけるのに半年かかることも珍しくない。

2021年夏、齋藤さんが出会ったのは、大家から立ち退きを言い渡された、70代の母と40代の息子の親子。聴覚過敏や「人の目が気になる」と、心の病を抱える息子は、ただでさえ限られる物件でも、転居を決断することができない。しかし、退去の期限は「年内」。齋藤さんは親子の新居を見つけることができるのか。

部屋を借りられない客に、齋藤さんは新居だけでなく、仕事まで用意し、「お客さんが今日も元気に働いている」ということを安心材料にしている。部屋を貸しても心配はないと、オーナーや管理会社が納得してくれるようにするためだ。

山あり谷ありの客の人生に耳を傾ける、「無理」とは言わない不動産店の部屋探しを、女優・江口のりこのナレーションで見つめる。

  • 事務所で焼き鳥をふるまう齋藤さん=同

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