厳選された広島のお酒を飲み比べ
兵庫県の灘、京都の伏見と並び、三大銘醸地の一つ西条を抱える広島県。酒どころとして有名な広島県だからこそ、「エトセトラ」のお酒もこだわりがいっぱいです。
例えば、「浄酎」は日本酒をじっくり丁寧に浄溜することで生まれたお酒。これまでなかった新しいジャンル、第3の和酒として広島の酒業界に新風を巻き起こしています。そんな話題のお酒を気軽に呑めるなんて、酒好きにとって幸せの極み。
アルコール度数が41~45度と高めなので、お酒に強い人は一度チャレンジしてみて!
いくら日本酒が好きとはいえ、カップ酒だとひとり呑みには量が多過ぎる……という人も多いのではないでしょうか?
安心してください。復路のバーカウンターには、広島の日本酒5種類の中から、好きなものを3つ選べる日本酒の飲み比べセットがあるんです。飲み比べセットは、ひとり呑みに嬉しい、どんぴしゃのサイズ! 日本酒ラバーの筆者にとっても、これほど嬉しいものはありません。
飲み比べセットで選べるお酒は、こちらの沿線の地酒5種。日本酒にうるさい人でも、うなるラインナップと言えるでしょう。
・安浦「白鴻(はくこう)」(盛川酒造)
・安芸津「於多福(おたふく)」(柄酒造)
・竹原「小笹屋 竹鶴 生酛」(竹鶴酒造)
・三原「酔心稲穂」(酔心山根本店)
・西条「特性ゴールド賀茂鶴」(賀茂鶴酒造)
この中から今回は、安浦、三原、西条のお酒を選びました。
酒肴も広島のもの!
おいしいお酒を手に入れたら、酒肴(しかも、こだわりのもの!)が欲しくなりますよね。
「エトセトラ」は、そんな酒好きのワガママもかなえてくれます。バーカウンターには、「牡蠣のオリーブオイル漬け」や「燻製ナッツ」など、広島で作られた酒肴が用意されています。その日の気分でピンときたものを選びましょう。
飲み比べセットはお酒と一緒に、それぞれお酒の特徴が書かれた紙が付いてくるので、「ふむ、ふむ……」とお酒を学びながら、飲み比べできるのが嬉しいポイント。
安浦のお酒は、淡くキレていく後味が心地いい。三原のお酒は、上品できめ細やかで爽やかな味わい。西条のお酒は、なんと金箔入り! 優雅な味と香りが特徴です。
そして、濃厚な旨みたっぷりの牡蠣は、滋味深くお酒がススム、ススム!
日本酒好きなら至福の飲み比べセットを体験するだけでも、「エトセトラ」に乗る価値大です。
景色の見どころは?
三原駅を出発してしばらくすると、沖合には大小の島が浮かぶ、穏やかな瀬戸内海が広がります。多島海として知られる瀬戸内海ならではの情景を楽しんでいると、感激もひとしお!
牡蠣の養殖池では、カキ養殖のカキいかだも浮かび、瀬戸内海ならではの風景をたっぷり味わえます。
復路に関しては、ステキな夕景を列車から楽しめます。穏やかな水面をオレンジ色の光が照らし、とっても幻想的!
きれいな夕日と海を見て、しみじみ日本酒を呑む……。これぞ「エトセトラ」ならではの贅沢なひと時です。
あっという間の3時間だった「エトセトラ」
ちびちびお酒を呑んで、景色を眺めていると、カープ色に染まった広島駅に到着。「エトセトラ」での3時間は、ほわほわ楽しくて、心弾む思い出がたくさん作れました。お酒好きの皆さんも、ぜひ「エトセトラ」で極上のほろ酔い列車旅をお楽しみください。
※新型コロナウイルスの感染状況により、車内での酒類提供を中止する場合があります。最新の情報はJR西日本ホームページでご確認ください。