JALは4月19日、2022年6月1日以降の航空券発券分に適用となる「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」を値上げすると発表した。同日国土交通省に申請を行った。

現行から4段階の値上げ

  • 国際線「燃油特別付加運賃」の概要

適用期間は2022年6月1日~7月31日発券分まで。日本発旅程(1旅客1区間片道あたり)の金額は、北米・欧州・中東・オセアニアは現行2万200円から3万6,800円に、ハワイ・インドネシア・インド・スリランカは同1万2,700円から2万3,600円に、タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク)は同9,800円から1万9,600円になる。

グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・ロシア(イルクーツク)は同5,800円から1万2,700円に、東アジア(除く韓国・モンゴル)は同5200円から9,900円に、韓国・極東ロシアは同1,800円から4,100円になる。

同社は、燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき見直している。2022年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は1バレルあたり122.40米ドル、為替平均は1米ドル117.02円、これによりシンガポールケロシン市況の円貨換算額は1万4,323円となったため、条件表の「Zone I(1万4,000円基準)」の金額に改定すると説明している。現行は「Zone E(1万円基準)」が適用されているため、4段階の値上げとなる。