アイドルグループ・SixTONESの高地優吾が、きょう20日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season5』(毎週水曜21:00~※初回拡大)に初出演する。

  • 左から高地優吾、井ノ原快彦

個性の強い特捜班メンバーが衝突しながら事件解決のため全力で捜査に当たっていく、井ノ原快彦主演『特捜9』。今回高地は、殺害された著名な演出家の男性が手掛ける舞台の主演オーディションに最終選考まで残っていた舞台俳優・白羽行人を演じる。

行人はウソのつけない性格ゆえにたびたび周囲と衝突し、煙たがられる一面もあるが、バイトに励みながら役者道をまい進するなど演技にかける思いは本物。しかし一匹狼な気質が災いし、容疑者として怪しまれてしまう。そしてなぜか特捜班の矢沢英明(田口浩正)から気にかけられる場面も。演出家不在のまま主演俳優発表の会見が行われることになるが、行人は主演に選ばれるのか。

SixTONESではボイスパーカッションを披露するなど、個性を発揮している高地。『家政夫のミタゾノ 第4シリーズ』へのゲスト出演をはじめ、ドラマ、映画、舞台で俳優としても活動している。今作への出演については、父親が前身ドラマである『警視庁捜査一課9係』の頃からのファンで、自身も父親と一緒に放送を見続けていたそうで、「高地家にとって一番の喜びになる!」と喜んだ。しかし「父親からのダメ出しもすごそう(笑)」とファンだからこその複雑な心境も吐露。

井ノ原が「行人は“動ける人”でないと演じられないと思っていましたが、高地くんが扮すると聞いて、ピッタリだなと思いました」と評した通り、アクロバティックな殺陣のシーンも用意されている。高地のキレのあるアクションに注目だ。

■井ノ原快彦(浅輪直樹 役)

高地くんとは、これまでそれほど深い付き合いはありませんでしたが、テレビを見ての印象だと、SixTONESってセクシーで、若干“夜”っぽいイメージがあったんですね。その中でも彼は、どちらかというと、さわやかで“昼”の雰囲気があるというか……。僕も雰囲気は“朝か昼”の人間なんで(笑)、そういう意味で注目していたんです。

今回、行人という役を誰が演じるのか、ギリギリまで聞かされていなかったのですが、高地くんだと知って、ピッタリだなと思いました。彼は俳優向きだと勝手に思っていましたし、今回の行人役は動ける人じゃないと演じられないですから。難しい役だと思いますよ。

現場では特に声をかけるようなことはしませんでした。自由に伸び伸びやってほしかったし、そもそも、僕が合流した時には、すでに一役者として現場に溶け込んでいましたから。遠くから頼もしく見ていましたね。

今回、行人は、田口さん扮する特捜班メンバーの矢沢刑事と心のつながりを深めていきます。ふたりの関係性がどのように変化していくのか、楽しみにしていてください!

■高地優吾(白羽行人 役)

井ノ原さんは、カウントダウンのライブなどではお見かけしたことはもちろんあるのですが、あまり深く接する機会はありませんでした。ですので、視聴者の皆さんとほとんど同じ視線で「優しい大先輩」といったイメージを抱き続けていました。今回、ゲスト出演させていただいてご一緒できることは素直に嬉しかったですね。そして、『特捜9』に出ることが決まって、もうひとつ嬉しかったのは、実は僕の父親が『警視庁捜査一課9係』のころからの大ファンでして……僕も父親と一緒に放送をずっと見ていたんです。そういった作品に携われるのは本当に光栄ですし、今回のゲスト出演は高地家にとって一番の喜びになるのではないでしょうか(笑)。父親も必ずドラマを見ると思いますが、筋金入りのファンだけに、ダメ出しされないかが心配ですね(笑)。

すでに『season5』まで続いているドラマですから、いわば“出来上がっている”雰囲気のところに入る恐怖心があったんですが、現場を知るマネージャーさんから「あったかいチームだから大丈夫!」と聞いていまして……実際に、キャストさんとスタッフさんのチームワークが見事でしたし、撮影のスピード感も、ほかの現場とは明らかに違いました。とても、新鮮な気持ちで挑めましたし、非常に楽しく撮影できましたね。

僕が演じる行人は一匹狼の気質を持つ男です。師匠のような演出家の方に対して、その人が今まで築いてきたものから、新しい時代に塗り替えたいと思い、強い意思を示す際の行人の葛藤であったり、彼の芯の通った生き方であったりというのは、今の若い方にもきっと響いて、楽しんでいただけると思っています。犯人捜しとあわせて、そのあたりもぜひ見ていただければうれしいです!