アイドルグループ・SixTONESが、23日に放送されるテレビ朝日系音楽番組『題名のない音楽会』(毎週土曜10:00~※地域により放送時間が異なる)に初出演する。放送に先立ち、メンバーがコメントを寄せた。

  • SixTONES(左から田中樹、高地優吾、ジェシー、京本大我、松村北斗、森本慎太郎)=テレビ朝日提供

こだわり抜いたハーモニーと音楽性で幅広い層から支持を得ているSixTONESが、グループ初となる生オーケストラとのコラボレーションに挑戦する。クラシック界の第一線で活躍中の同世代若手奏者によって編成された特別オーケストラとともに届けるのは、「Everlasting」「Lifetime」「Imitation Rain」「マスカラ」の4曲。

1曲目は、ジェシーが「頭のハミングが気持ちよかった!」と語る「Everlasting」。続いては、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初優勝したチェリスト・宮田大も参加し、「Lifetime」を披露。シューマンの名曲「トロイメライ」も織り交ぜたスペシャルアレンジで届ける。

そして、X JAPANのYOSHIKIが書き下ろしたことでも話題となったデビューシングル「Imitation Rain」には、世界的な注目を集める新星箏アーティスト・LEOが参戦。「箏の曲かと思うくらいにメロディーがピッタリ!」とLEOが絶賛し、森本慎太郎も「すぐ横でパフォーマンスを見られたことに感謝」と共演に興奮する。最後は宮田、LEOも加わり、全員でKing Gnuの常田大希が提供した大人の色気が漂うアーバンなナンバー「マスカラ」を披露。田中樹が「音楽に限界はない」、松村北斗が「自分たちの限界を突き破った」と語ったコラボに注目だ。

番組では、京本大我が以前から興味を抱いていたチェロを宮田から学んだり、田中のラップ&高地優吾のボイスパーカッション×オーケストラが魅惑の共演をはたすなど、ミニコーナーも充実。楽曲へのこだわりや、音楽に真摯に向き合う姿勢から、SixTONESの魅力を立体的にひも解いていく。

■SixTONES コメント

――出演が決定した際の率直なお気持ちをお聞かせください。

ジェシー:うれしかったぁ(笑)!! いろんな形で音楽って表現できるんだなと改めて肌で感じました。いつもはギラギラ、ワイルドにパフォーマンスしている曲も落ち着いて歌えましたし、オーケストラの皆さんとのコラボレーションは楽しかったです。ほかの曲もオーケストラでやってみたらどうなるんだろう? という楽しみも増えました。

京本:ジャニーズのアイドルが出演するのはとても珍しい番組だと思うのですが、僕たちはデビュー3年目で、“まだまだこれから頑張って音楽やっていこう”という時に、こんなに素敵な機会をいただけて、率直にびっくりしました。僕たち自身目の前の音楽に真摯に向き合ってきたので、今の僕らにできる集大成をお見せできればと思っています。

松村:お話をいただいた時に、まず数年後の未来の自分を想像したんです。きっとデビュー3年という早いタイミングで、あんなにすごい場所に立てたと思い返すんだろうな、と。いつか思い出した際に、今回の出演が僕たちのひとつの分岐点として刻まれていればいいなと思っています。

高地:まずプレッシャーを感じました。オーケストラの皆さんとのコラボも初めての経験でしたし、自分たちで務まるのかなといった不安もありましたが、今、自分たちが出せるものはすべて出し切るといった気持ちで挑もうと思いました。

森本:「え? 出ちゃうの!?」といったワクワクな気持ちと、「どうなっちゃうんだ!?」というプレッシャー……期待と不安が半分半分でしたね。しかし、第一に楽しみたいなという気持ちがあったので失敗しようが成功しようが出演できることに感謝して収録を行いたいなと思いました。

田中:ジャニーズJr.時代から僕たちは音楽にこだわりを持ってやってきたので、今までやってきたパフォーマンスとはまた違った形で披露できる場を設けていただいたことを嬉しく感じつつ、“務まるのか” という不安もあり……複雑な心境でした(笑)。しかし、自分たちがやってきたことを発揮しようと思って収録の日を迎えました。

――生オーケストラをバックに歌った際にこだわったポイントを教えてください。

ジェシー:難しかったですね。音を聞きながら、指揮者も意識して、歌詞も間違わずに……手汗でマイクを落とさないように心掛けないといけませんから(笑)! まず、楽しもう! と心に決めて挑みました。いつか、お客さんが入った状態で披露できたら面白いだろうなと思いました!

京本:指揮者を意識しながら歌うというのは初めてのことで、かなり慣れない環境でした。普段の音源とは違うので難しさを感じながらも、生演奏だからこその迫力や壮大さに、僕たちもノッてくる場面がありました。大変でしたが、本番では指揮者やオーケストラの皆さんがリードしてくださり、難しさよりも楽しさが勝りました!

松村:何度も歌ってきた楽曲が、編曲が変わると新しく感じるんだと痛感しました。知っている楽曲が知らない楽曲になった感覚で不安になりましたね。これまでのパフォーマンスももちろん集中して披露してきたんですが、今回新たに気を付けるポイントがたくさんあったので、限界を突き破らないといけないと感じました。

高地:普段聞いている音源と違う中で、サビでみんなと合わせないといけないタイミングを計ったりなど、初体験のことが多かったので、一生懸命ついていくことに意識を集中させて歌い切りました。

森本:最初、みんなで合わせたときにすごく感動しちゃって……。ツアーでは今回披露した曲もパフォーマンスしているのですが、別の曲に聞こえましたし、オーケストラの音圧、会場である東京オペラシティの空気感、指揮者との合わせ方……それが初めての経験すぎて、圧倒されました。代謝がいいので普段から汗っかきなのですが、今回の汗はいつもとはまた違った感じでしたね(笑)。生の演奏を楽しみながら歌えればいいなと思っていましたが、オーケストラの皆さんに本当に支えられました!

田中:シンプルに難しかったですね。普段は打楽器の音でテンポをとるのですが、それがないので最初は苦労しましたし、オーケストラの迫力に飲み込まれそうになったりもしたので、自分らしく、いつも通りにと平常心で臨みました。

――京本さんはチェロを学ぶ企画にも挑戦されましたが、いかがでしたか?

京本:King Gnuの常田大希さんがチェロを弾いてらっしゃるとお聞きして、以前から興味があったのですが、なかなか実際に触れる機会に恵まれずに来ました。今回用意していただいたので、ワクワクしていましたし、とても楽しめました!

――高地さんはボイスパーカッションでもオーケストラとコラボされましたが、いかがでしたか?

高地:ボイパって、自分がビートの主軸にならないといけないのに、オーケストラの皆さんに引っ張ってもらえて、すごく安心感が生まれました。自分もひとつの“音”としてセッションできたことは、貴重な経験でしたし、短いコラボでしたが楽しかったです。……緊張で唇がカサカサでしたが(笑)。

――田中さんは今日のためにリリック(歌詞)を書き下ろしてラップも披露されましたが、感想は?

田中:短めではありましたが、書いてきました。海外ではラップとオーケストラとのコラボって昔からあったりするので、いつかやりたいなと思っていたんです。いざやってみると、すごく楽しくて! 丸々1曲やりたかったという欲が出ました(笑)。

――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにみどころとメッセージをお願いします。

ジェシー:オーケストラとのコラボが初挑戦なので、今までのパフォーマンスと聞き比べていただけると、また違った魅力が伝わるのではないかと思います。ぜひ、落ち着いた空間で楽しんでもらえたら嬉しいです。この番組を見てSixTONESを知ってくださる方も多いと思いますので、そういった方々にも僕たちの魅力が伝わればいいなと思っていますし、放送を機に、ライブにも足を運んでいただけるようになれば、僕たちもうれしいです!