将来自分がいくら年金をもらえるのか、関心を寄せる人は増えています。毎月10万円未満だと苦しそう……と感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は年金受給額が毎月10万円未満のマイナビニュース会員に、就労しているか、生活面で不安を感じることがあるかなどについて聞いてみました。10万円未満でも不安を感じない人もいるようですが、どのような理由があるのでしょうか?

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■Q.現在就労していますか?

「はい」……35.6%
「いいえ」……64.4%

働いている人はおよそ3人に1人、働いていない人は3人に2人という結果になりました。働いている人の中には、老後も共働きを続けていると回答した人も。少ない年金受給額を補うため働き続けていると推測されます。

■Q.収入面で苦しい・不安と感じることはありますか?

「はい」……74.2%
「いいえ」……25.8%

大多数の方が、生活について苦しい・不安と感じると回答しました。年金受給額が毎月10万円未満だと、やはり収入として不十分なケースが多いようです。

■Q.(苦しい・不安と感じることがあると答えた人に) どんなときに苦しい・不安と感じますか?

病気になったとき

「病気になった時の経済的負担」(男性/74歳/神奈川県/求職中・無職/持ち家)
「病気になって入院したとき」(男性/65歳/奈良県/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「病気になったとき」(男性/66歳/東京都/退職者/持ち家)
「医療費がかさむ」(女性/78歳/大阪府/退職者/賃貸)
「病気やけがで出費がかさんだ時」(女性/77歳/茨城県/退職者/持ち家)

突然の大きな出費

「家電製品が壊れた時」(女性/74歳/岡山県/専業主婦/賃貸)
「まとまった金額が必要になった時」(男性/65歳/神奈川県/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「突然の車の不具合発生時の修理費の支払い」(男性/70歳/千葉県/退職者/持ち家)
「車の車検時期」(女性/69歳/長野県/求職中・無職/賃貸)

物価高・値上がり

「食品が値上がりした時」(男性/68歳/島根県/個人事業主・会社役員/持ち家)
「商品の値段がいきなり二倍になった商品を見た時」(男性/73歳/福岡県/求職中・無職/賃貸)
「物価高で全てが苦しい」(男性/69歳/東京都/求職中・無職/賃貸)
「色々な値上がある」(男性/71歳/神奈川県/求職中・無職/賃貸)

病気やケガのときの医療費が大変と回答した人が多く見られました。高齢になるほど医療費がかさむ傾向にあるため、不安に思う方も多いでしょう。

突然の大きな出費をしなくてはならなくなったときに苦しいと感じた人もいます。具体的には、家電製品が壊れたときの買い替え、車の修理費や車検費用などです。

さらに物価高で苦しいと感じる方もいるようです。食品や日用品の値上げラッシュがつづいていますが、世界的なインフレやウクライナ危機も影響し、今後もしばらく値上げは続くと言われています。

■Q.(苦しい・不安と感じることがないと答えた人に)老後の生活を安定させるためにこれまで準備してきたことや、実践していることは?

仕事を続けている

「現在は家族3人とも就労しており、生活面で金銭の不安はない。」(男性/69歳/大阪府/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「就労していて収入があるから」(男性/東京都/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「仕事による収入があるので今は心配はない。仕事をしなくなったら不安!」(男性/71歳/大阪府/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「今のところ就労しているので困らないが勤めを辞めたら困る」(男性/74歳/大阪府/フリーター(アルバイト)/賃貸)

年金以外の資産がある

「投資と私的年金があるから」(男性/71歳/静岡県/個人事業主・会社役員/持ち家)
「不労所得もあるから」(男性/73歳/千葉県/会社員・公務員・団体職員/持ち家)
「積み立て投資による資産増大」(男性/66歳/静岡県/退職者/持ち家)
「預金高に余裕があると思うので」(女性/71歳/兵庫県/専業主婦/持ち家)

生活が苦しくないと回答した人のなかで多く見られたのは、働き続けているからという理由です。65歳以降も仕事を続けることで、収入を補っている間は不安を感じない様子がうかがえました。

一方で働けなくなったら不安という声も聞かれます。病気やケガなどで働けなくなった場合にどうするのか、対策を考えておく必要がありそうです。

また投資や私的年金など、公的年金以外の蓄えがあるから安心という声も。10年後・20年後に同じ質問をしたら、つみたてNISAやiDeCoのおかげで安心と答える人が増えるかもしれませんね。

■まとめ

年金10万円未満の方の70%以上が、生活面で苦しいと感じると回答しました。特に病気になったとき、突然の出費が発生した時、物価高を目の当たりにしたときに不安を感じる方が多いようです。

老後も働き続けることで不安を解消している方もいますが、働けなくなったときのことも考えなくてはなりません。年金では足りない分を補うため、若い頃から貯蓄や資産形成に取り組む必要があるのではないでしょうか。

調査時期:2022年4月7日~9日
調査対象:年金受給額が月10万円未満のマイナビニュース会員
調査数:162人
調査方法:インターネットログイン式アンケート