高松琴平電気鉄道(ことでん)は、「ことでん公式」Twitterにて、琴平線の車両(1200形1207・1208号車)の上部を青くし、「ウクライナ国旗ラッピング」車両として4月19日から運行すると発表した。

  • 琴平線で運行される「ウクライナ国旗ラッピング」車両

「ことでん公式」Twitterによると、今回の試みは、国営ウクライナ鉄道が激しく攻撃され、多くの職員が殉職しながらも、連日多くの避難民を安全地域まで移送し、必需品を各地域に運んでいることから、鉄道会社としてウクライナの鉄道事業従事者への連帯を示すために行ったとのこと。

このラッピングは若手社員の発案で実現し、今後はこの車両に関するグッズも発売して、収益をウクライナに寄付するとしている。

  • 1200形(1207・1208号車)の車体上部を青色でラッピングした

「ウクライナ国旗ラッピング」車両の運行にあたり、公共交通が政治的なメッセージを出すことへの批判もある中、「一部の方を不快にさせているのであれば、お詫びします」としながらも、非戦闘員であるウクライナの鉄道事業従事者への連帯を示すことが過度に政治的だとは考えていないことに加え、命がけで運行を続ける鉄道会社とその職員を応援したいという気持ちから、会社としてこのような判断を行ったとコメントしている。