京都鉄道博物館は8日、新幹線車両「100系122形5003号車」について解説するセミナーや「0系新幹線電車35形1号車」の車内公開など、5月開催のイベントについて発表した。5月21日から7月10日まで、鉄道標識に関する企画展も開催される。

  • 京都鉄道博物館に展示された新幹線車両「100系122形5003号車」

京都鉄道博物館では、歴代の新幹線車両の中から0系、100系、500系を展示・保存している。5月開催のワークショップでは、「100系122形5003号車」について解説する車両解説セミナー「100系! ~グランド歴史探訪~」を開催。「グランドひかり」を中心に活躍した歴史と、車両の設備・特徴について解説するほか、山陽新幹線新大阪~岡山間開業50周年を記念し、当時の活躍についても紹介する。5月14・15日の11時30分、14時、15時から開催(各日3回・各約30分)され、定員は各回先着30名、参加費は無料(要入館料)となる。

「0系新幹線電車35形1号車」の車内公開は、5月の土日祝日、10時から16時30分まで開催。半室が2等車(現在の普通車)、半室がビュフェの合造車となっており、売店や電話室も設置されている。

  • 「0系新幹線電車35形1号車」の車内

5月の「おとなの学び講座」は、「行先表示」をテーマに京都鉄道博物館の学芸員が解説。5月19日の14~15時に開催され、定員は各約30名(先着順)、参加費は無料(要入館料)となる。

2022年春季企画展「アイ❤(ラブ)鉄道標識 文字と記号で楽しむ鉄道」では、列車の運転条件や運転上の目標、線路に関する情報を知らせる「鉄道標識」について解説。普段目にすることの多いものから少ないものまで、さまざまな鉄道標識や案内サインなど紹介する。開催期間は5月21日から7月10日までとされている。