東急目黒線と東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線において、4月から8両編成の列車が営業運転を開始した。東急電鉄の3020系が8両編成化され、「8CARS」のステッカーを掲げて運行。今後、8両編成の列車を順次増やす予定としている。

  • 東急目黒線の車両3020系が8両編成化され、車体前面に「8CARS」のステッカーが貼付された

相互直通運転を行うこれらの路線では、3月まですべての列車を6両編成で運行していた。このほど東急目黒線の車両3020系1編成(「3123」~「3823」)が8両編成化され、4月から営業運転を開始。日吉~浦和美園間で急行または各停として運行されている。

東急電鉄によれば、8両編成化で1編成あたりの定員が約890人から約1,190人に増加するほか、増結する中間車にフリースペースを設置し、バリアフリー対応を強化するとのこと。2023年3月に予定される相鉄・東急直通線の開業に向け、東急電鉄が保有する目黒線の車両(全26編成)を8両編成化し、輸送力増強による快適性向上、開業効果の最大化を図ると説明している。

  • 8両編成化された3020系は日吉~浦和美園間で急行または各停として運行

  • 都営三田線の新型車両6500形。東急目黒線で試運転を行っていた

なお、東急目黒線では、相互直通運転を行う都営三田線に導入される8両編成の新型車両6500形の試運転も行われていた。都営三田線では、5月14日から新型車両6500形の運行を開始し、一部列車を6両編成から8両編成として輸送力を増強する。