落語家の桂文珍、お笑いコンビ・かまいたち(山内健司、濱家隆一)が3日、大阪・なんばグランド花月で開催された吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」の千穐楽壱回目公演に出演後、報道陣の取材に応じた。

  • 左から山内健司、濱家隆一、桂文珍

濱家は「10年近く前、NHKのコンクールで文珍師匠が審査員していて、2年目に出たときに『漫才上手になりましたね』って」と文珍に褒めてもらったエピソードを披露。この日の「伝説の一日」で文珍がかまいたちのネタのフレーズを用いたことについても、「ネタでも僕たちのネタを使ってもらって、今日は『伝説の一日』だなと思いました」と喜んだ。

文珍は「若い人たちの成長が……新しい笑いのスタイルで、かまいたちくんなんかを見ていると、今までなかったようなアプローチの仕方、ネタについての着眼、そのあたりの表現力が優れている。彼らを筆頭に次の世代がどんどん育っている」とかまいたちの成長を称え、「落語家でそういう人たちが育つのを夢見ています」と期待を込めた。

4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業は、日頃の感謝の気持ちを込めて、なんばグランド花月にて創業110周年特別公演「伝説の一日」を4月2日、3日に開催。110年間“笑い”を発信し続けてきた同社が、“オールよしもと”豪華ラインナップで、伝統の「笑い」と最新の「笑い」を届ける。同公演のオンライン配信チケットは4月10日まで販売(視聴は4月11日12時まで可能)。