俳優の松重豊が主演を務める、ドラマ『孤独のグルメ』のオリジナル作品『孤独のグルメ~美味しいけどホロ苦い…井之頭五郎の災難~』(Paravi:3月31日〜、ひかりTV:4月1日〜)が配信されることが18日、明らかになった。

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    松重豊

同作は、個人で輸入雑貨商を営む井之頭五郎(松重豊)が、商用で訪れた街で出会ったグルメを紹介するドラマ。久住昌之作・谷口ジロー画の漫画『孤独のグルメ』を2012年にドラマ化したところ人気を博しシリーズ化、定期的にスペシャルドラマも放送されている

今回シリーズ初の配信ドラマとなり、ParaviとひかりTVで短編オムニバス全6話(「テイクアウト編」「新人店員編」「賄い編」「食の流儀編」「相席編」「デリバリー編」)が一挙配信されることが決定した。

「テイクアウト編」では急ぎの仕事で足早に事務所に戻ろうとしていた五郎の足を止めて、理不尽に失恋した話を聞いてほしいと懇願する女性役の江上敬子(ニッチェ)、「新人店員編」ではオーダーミスを連発し、五郎を困らせる新人店員役の加賀翔(かが屋)と、お店の大将役の賀屋壮也(かが屋)、「賄い編」では注文した料理以上に賄いが豪華なお店で虚脱感を覚える五郎をよそに、賄いを平然と食べるバイトの女の子役の北香那、「食の流儀編」では五郎にとっては至福の時間である食事中に仕事の話を差し込んでくるビジネスマンの坂元役の木村了、「相席編」では五郎と相席になり、自分はお店の常連客と言わんばかりにお節介を焼くおばさん役の竹内都子、そして「デリバリー編」では過去作にも登場した五郎の友人である滝山(村田雄浩)がまさかのデリバリー配達員として登場する。

飲食店や食事中に「そういう時もあるよね」と共感できるハプニングや災難、はたまた食の時間を何よりも大切にする井之頭五郎ならではの葛藤が描かれ、今までのシリーズにない新たな『孤独のグルメ』となる。

松重豊 コメント

・今回の『孤独のグルメ』は、今まで放送してきた過去作とは違い、井之頭五郎が、訪れた飲食店で巻き込まれるほろ苦いエピソードを中心に描かれていますが、台本を読んでみての率直なご感想をお聞かせください。

今まで通常の放送と年末年始や夏のスペシャルでしか『孤独のグルメ』はやってません。
今回初めて枠を超えて新たな挑戦に挑むことになりました。
とは言っても限られた予算の中で何が出来るか、皆で頭をひねった結果です。

・今回は、全6話の短編オムニバス作品になりますが、連続ドラマやスペシャル放送にはない、 配信作品ならではの見どころをお聞かせください。

原作には店選びに失敗するなどほろ苦いエピソードも存在します。
通常放送では出来ないNGエピソード満載で、ブラック五郎が暗躍する『孤独のグルメ』の暗黒面が描かれた今作品群、10年におよぶ当番組の黒歴史になること請け合いです。

・最後に配信を楽しみにしている皆様へメッセージをお願い致します。

通常放送をお楽しみにしている視聴者の皆様は決して観ないでください。
ここには優雅に腹を満たす井之頭五郎は存在しません。しかしこれまでのシーズンに飽きた方、 もしくはアンチの方は是非どうぞ。そういった意味で、初めて『孤独のグルメ』を観る方は通常シーズンをお薦めします。

小松幸敏プロデューサー(テレビ東京) コメント

今年で放送開始から10年目とプレミアムイヤーの孤独のグルメ。今までのシリーズとは一味違った内容で挑む、初の配信オリジナルのオムニバス6本です。皆さんのお口に合うか少し不安もありますがキャスト・スタッフと真剣に新しい『孤独のグルメ』の形を模索した自信作です!クスッと笑える新しい形の『孤独のグルメ』是非、ご賞味ください。

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