――第1話は、はるかの視点で物語が進むため、モノローグが多いですね。
これも難しいところです。自分の心の中でセリフを言いながら口に出さず、そのとき考えていることを顔で表現するのですが、演技とセリフのタイミングがなかなか合わなくて、何度も撮り直しをしたシーンもあります。
――はるかがオニシスターにアバターチェンジするシーンの撮影では、どんな思いがありましたか。
自分で言うのも何ですけど、カッコいいなって思いました。私がヒーローになれるなんて……といううれしさで、ずっとニヤニヤしていたんです(笑)。
――志田さん自身も、はるかとしてアクションシーンを経験されましたか。
本格的な立ち回りとかではないですが、階段を駆け上ったり、相手の股の間をくぐったり、けっこう動いています。小学5年生から中学2年生までフィギュアスケートをやっていて、運動するのは大好きなので、アクションはこれからもどんどんチャレンジしていきたいです。
――はるかの衣装については、どんな印象を持たれましたか。
脚を出す洋服が多いですね。普段の私は動きやすい格好をしていることが多いので、役で可愛い衣装が着られてうれしいです(笑)。
――スーパー戦隊の先輩となった新條由芽さんからは、撮影前に何かアドバイスがありましたか。
撮影所の近くには美味しいマフィンのお店があるから、時間があったら買って帰りなよって、教えていただきました。演技のことじゃなくてすみません(笑)。
――志田さんとはるかが「似ているな」と思えるところ、または「似ていない」と思えるところとは?
似ているのは「明るくて元気」というところかもしれません。そこはあまり素と変わらず、自然体でやっていけたらいいなと思っています。違うところは「話し方」です。いつもの自分とはちょっと雰囲気が違うかのように意識をしています。
――はるかには、決めゼリフなどがあったりしますか?
決めゼリフはないんですけど、オニシスターなので自分で「オニポーズ」を考えました。両手の人差し指を頭の上に立てるから、オニポーズです。見てくれた皆様がこのポーズをマネしてくれたらうれしいですね(笑)。
――敵となる「脳人(ノート)」のみなさんの印象はいかがですか。
ソノイの富永勇也さんはクールな方で、いつも素敵な声だなと思っています。ソノニの宮崎あみささんはとても可愛い方で、つい見とれてしまいます。ソノザのタカハシシンノスケさんは個性的な雰囲気で、その場にいるだけでカッコいいんです。私は第1話から脳人と関わっているのですが、敵であることも忘れてしまうくらい現場ではみんなと仲良しです(笑)。
――『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の見どころを、志田さんからお聞かせください。
はるかは感情の動きが大きな女の子なので、そういった可愛い面、カッコいい面、面白い面など、いろんな魅力を引き出すことができるよう、頑張っていきたいです。年齢や見た目のシルエットがぜんぜん違う、個性的なドンブラザーズの5人が、どんな風に集まったり、集まらなかったりして、いかにして脳人とからんでいくのかご注目ください!
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