JR東海が2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、名古屋駅発着の特急「ひだ」は全列車グリーン車ありの編成に。名古屋~富山間の列車は2号車に半室グリーン車、10号車にグリーン車を連結した7両編成で高山駅まで運転されるという。

  • 高山本線を走る特急「(ワイドビュー)ひだ」。ダイヤ改正後は特急「ひだ」として運転される

ダイヤ改正に合わせ、JR東海の在来線特急列車は「ワイドビュー」を取った列車名に変更。現行の特急「(ワイドビュー)ひだ」は一部列車でグリーン車を連結していなかったが、ダイヤ改正後の特急「ひだ」は大阪駅発着の上下各1本を除き、グリーン車を連結した編成で運転される。

富山駅発着の列車は上下各4本設定されており、現行の下り「(ワイドビュー)ひだ3・11・13号」と上り「(ワイドビュー)ひだ6・8・20号」は高山駅まで7両編成、下り「(ワイドビュー)ひだ7号」と上り「(ワイドビュー)ひだ14号」は高山駅まで6両編成で運転。高山駅で増結・解結作業を行い、3両編成となって富山駅へ向かう。高山駅までの編成にグリーン車は連結されておらず、富山駅へ向かう3両編成のうち1両(10号車)がグリーン車となっている。

ダイヤ改正後、富山駅発着の下り「ひだ3・7・11・13号」、上り「ひだ6・8・14・20号」は名古屋~高山間を7両編成に統一。高山駅まで連結される4両(1~4号車)のうち、2号車は半室グリーン車(グリーン車は4列シート)となる。富山駅まで運転される3両(8~10号車)については、引き続き富山方先頭車の1両(10号車)がグリーン車(3列シート)となる。

  • 富山駅まで3両編成で運転。先頭車はグリーン車「キロ85-1」

なお、名古屋~高山・飛騨古川間で運転される下り「ひだ1・5・9・15・17・19号」、上り「ひだ2・4・10・12・16・18号」の上下各6本に関して、ダイヤ改正後は半室グリーン車(グリーン車は4列シート)を連結しての運転になるとのこと。