■こだわりは「白襟」と「清楚なイメージ」

――今回、初参加となったカレンダーについてお聞かせください。

今回の撮影はデビュー前にしていただいて、まさか初仕事がカレンダーの撮影になるとは思わなくて本当にありがたいお話だなって! もともと芸能界を目指していて、こういう撮影が憧れでもあったので、喜びが大きかったです。(使用カットを初めて見て)あぁー! これ使われる写真ですか? ノリノリですねぇ~(笑)。皆さんに見てもらうのも楽しみです!

――ファンの方も予想していないタイミングでの参加で驚きそうですね! 撮影にあたってなにか準備はしましたか?

衣装にはこだわりました! 普段からどういう風に見られたいかを意識して自前の衣装で出演していて。カレンダーの衣装も見せたい雰囲気を何パターンか考えていて、ピンクの衣装は白襟に異常にこだわって(笑)。私は顔が幼くてどのパーツも真ん丸でキリっとしていないので、襟くらい角をたててキリっとしておかないとと思って! 水色の衣装では清楚なイメージを意識。デコルテが華奢で、首元が開いているときれいに見えないので、首の詰まったものでお嬢様っぽさを出せるようにしました。

――そこまでセルフプロデュースしていると、反応が楽しみですね!

ありがたいことに、“りのんちゃんがいるバージョンのカレンダーが欲しい”とか、“写真集が欲しい”などのお声をいただくこともあり、まず何人かは買ってくれる人がいるんだっていうのが嬉しかったですね(笑)。両親からは「まだ数カ月しか出演していないし、お金を出して買ってくれる方なんていないと思うよ」と言われて、自分でも心の中で思っていたので、密かに「お、需要あるかも……」と思い始めてました(笑)。

■“今”に繋がる名前の由来

――ご両親は結構シビアなんですね。小さいころから厳しかったですか?

礼儀作法やマナー、挨拶に至るまで厳しく叩き込まれました。でも基本的には甘いんですよ。娘だし、私もたまに甘いな~って思いますし(笑)。ただ、外に出て恥ずかしくないようにと非常に厳しいところもありました。

――璃音というお名前はご両親がつけられたんですか?

そうみたいです! 璃という漢字は姉の名前にも使われていて、一緒の文字を使おうと考えたみたいです。瑠璃は七宝のひとつなので宝石のように光り輝くという意味と、音は私が発する言葉とか音楽で人を幸せにするという意味でつけられました。幼少期はピアノ、フルート、バイオリンをやっていましたし、今のお仕事も私の言葉で伝えるので、すごく縁を感じます。

――いまのキャスターという仕事につながっていて、巡り合わせを感じますね。

両親の思い通りですよね(笑)。

――趣味のF1もお父さんの影響だとか。

そうですね。幼少期から週末になると父がテレビなどで観ていて、家にブオーンっていう轟音が鳴り響くような環境でした。朝ごはんとか食べていると「シューマッハが~」とか聞こえてくるので、自然と選手とかチームの名前を覚えましたね。姉は全く興味を示さなかったんですけど、私は不思議と惹かれるものがあって、父に質問したりしてました。

――サーキットに行ったりもするんですか?

まだ行ったことないんですよ……。いつか行きたいですね!

■熱い乃木坂46愛を語る

――そうなんですね。楽しみですね! そのほかに好きなものはありますか?

乃木坂46です! 高校生の頃にハマってからずっと好きです。初めは1期生の(齋藤)飛鳥ちゃんを推していて、もちろん今もです(笑)。ただ、4期生が加入したタイミングで筒井あやめちゃんを見たときに、顔がどタイプでして………(笑)。かわいい子きたーー! って。自分がわりと元気な方なので、おとなしいタイプに惹かれるんですよね~。飛鳥ちゃんもそうなんですけど、幼い顔立ちでおとなしい子がもう……これ、大丈夫かな? 気持ち悪いって思われないかな(笑)。

――熱量がすごいです(笑)。ライブや握手会にも参加していたんですか?

ライブはよく行っていました! 神宮外苑で行われている夏のコンサートとか、メンバーの卒コン(卒業コンサート)とか、ライブTを着て、ペンライト振って、ガチガチにオタクしてます(笑)。

――今後、先輩方みたいに外の番組に出演する機会があれば、共演できる可能性もありますね!

結構考えるんですよ。会ったときどうしようって(笑)。絶対テンパっちゃうけど、変な人って思われたくないからクールな感じで行くのがいいのか、でも好きって気持ちは伝えたいしな~とか(笑)。

――スタッフさんにお願いしておくしかないですね(笑)。

どうしよう。今からドキドキしてきたー! お話ないですか!? 持ってきてください~~! たまに番組直前まで好きな画像を眺めて、「あ~好き!」って思ったり、落ち込んだときとか、元気ないときに「みんなも頑張っているし、私も頑張ろう」と思ったりして笑顔になれることもあります。いつか伝えたいです(笑)。

――共演を楽しみに待ちましょう(笑)。では最後にこれからについてですが、どんなキャスターになりたいですか?

ありがたいことに、デビューからいきなり3時間担当させていただいて、反響が大きかった分、絶対に期待を裏切る瞬間とか、がっかりさせちゃう瞬間は訪れると思うんです。そのプレシャーが大きくて、いつまでこの状態が続くんだろうって。でもだからこそ番組への準備は常に120%で臨んで、先輩方みたいに応援していただけるように、みなさんに好かれるキャスターになりたいです。まだできないことも多いですが、これから「こんなこともできるのか!」とか良い意味で裏切っていきたいですね。

■大島璃音
1999年3月19日生まれ、東京都出身。2021年9月、ウェザーニュースキャスターオーディションに合格。12月2日に戸北美月キャスターとともにお披露目され、同日にキャスターデビュー。