旧車はピカピカでもカッコいいのだが、過ごしてきた年月、耐えてきた風雪を感じさせるクルマもまた、魅力的だ。先日の「Nostalgic 2days」(ノスタルジックツーデイズ)では、3代目「スカイライン」(C10型、通称:ハコスカ)の錆びたヤツ、その名も「サビスカ」なる1台を見ることができた。

  • 日産自動車「スカイライン」のハコスカ

    日産「スカイライン」の「サビスカ」を発見!

中身はレストア済み

ハコスカは日産自動車「スカイライン」の3世代目にあたるモデル。サビスカはオートショップ タキーズ(Takeey’s、静岡県浜松市)の展示ブースで発見した。もともとは所有者が屋外(雨ざらしではなく、軒下のような場所)で保管していたクルマだったそうで、ボディカラーはシルバー。外観こそ錆びているが、エンジンや足回りなどはばっちりレストアしてあるそうだ。

アメリカなどでは、こんな風に古いクルマを自然のままで乗るという楽しみ方があるらしい。乗ればただでさえ目立つハコスカだが、サビスカで令和の日本を走ればかなりエキセントリックな印象になることは請け合い。この錆び具合を真似するのは困難だろうから、間違いなく世界にたった1台のハコスカである。

  • 日産自動車「スカイライン」のハコスカ
  • 日産自動車「スカイライン」のハコスカ
  • 日産自動車「スカイライン」のハコスカ
  • 価格は「ASK」となっていたが、「Nostalgic 2days」開催中に買い手は現れたのだろうか

タキーズのブースにはこのほか、ランボルギーニ「400GT 2+2」やマセラティ「450S」(レプリカ)などのクルマが展示されていた。いくつかのクルマは「ヤフオク!」の「Collection Car Auction」に出品されているので、気になる方は要チェックだ。

  • ランボルギーニ「400GT 2+2」

    ランボルギーニ「400GT 2+2」。247台しか製造されたかったうちの1台で、オドメーターは2,735kmを指しているとのこと。「ヤフオク!」出品車両の1台だ

  • マセラティ「450S Recreation」

    マセラティ「450S Recreation」。450Sのマセラティ公認レプリカで、現存するのは6台といわれている。「ヤフオク!」出品車両の1台

  • フェラーリ「ディーノ 196S Recreation」

    フェラーリ「ディーノ 196S Recreation」。たったの3台した製造されたなかったディーノ196Sのフェラーリ公認レプリカだ。「ヤフオク!」出品車両の1台

  • フェラーリ「ディーノ 246GTS E」

    フェラーリ「ディーノ 246GTS E」

  • 日産自動車「フェアレディZ 432」

    日産自動車「フェアレディZ 432」

  • メルセデス・ベンツ「300C アデナウア」

    メルセデス・ベンツ「300C アデナウア」

  • トヨタ自動車「クラウン ピックアップトラック」

    トヨタ自動車「クラウン ピックアップトラック」