4組の中で特に予想外の展開になったというマッチングは、【布袋寅泰×新庄剛志】。中嶋氏は「この番組は、ある意味“失敗してもいい”という話を松本さんと中居さんともしているのですが、正直、このマッチングはどうなるか分からなかったので、あんなにお互いが尊敬し合って面白いトークになるのは、期待以上でした。先ほど申し上げた“いい空気”が放送でも伝わるといいなと思います」と語り、西村氏も「初対面で全然違うジャンルなのに、意外なほどの距離の詰め方と面白さがありました」と驚いた。
【伊藤沙莉×伊藤俊介(オズワルド)】は、中嶋氏が「こういった出来事が、僕の残りのテレビ人生でもう1回できるのだろうか、と思うくらい最高でしたね」と絶賛するマッチングに。沙莉の姉で俊介の妹である史織さんが登場し、“伊藤三兄妹”がそろい踏みとなっており、西村氏も「僕らがこうなるだろうなっていうのを全部超えてきました」と度肝を抜かれた。
ポイントは、沙莉と俊介が口をそろえて「兄妹3人の中で群を抜いて明るい性格」という史織さんのキャラクター。中嶋氏は「スターになる気がします。沙莉さんと一緒に『爆買いスター☆恩返し』に出てほしいですし、(自身が担当する)『酒のツマミになる話』にも出てほしいな…」と構想を巡らせるほどだ。
中嶋氏いわく「男もほれるカッコいい男同士」のマッチングとなった【山田孝之×菅田将暉】は、演技論や作品論、韓国ドラマに対する評価、さらには“日本のエンタテインメントの未来”にまで話題が波及。菅田は前回も出演し、マッチング相手の甲本ヒロトを目の前にしてかなりの緊張感が漂っていたが、「今回は菅田さんにもしゃべってもらいたかったので、また違った顔が見られると思います」(中嶋氏)と予告している。
改めて、今回の見どころを聞くと、西村氏は「前回の収録後に、中居さんと『テレビってやっぱり面白い』『テレビやるじゃん』という番組を作りたいですねと話をしていたのですが、今回もそれができたのではないかと思っています」とアピール。中嶋氏は「超一流の方々が見事に4色異なるベストな組み合わせで出ていただいて、ゲストの皆さんは心意気で受けてくださったので、本当にありがたいです」と重ねて感謝した。
●中嶋優一
1972年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、96年にフジテレビジョン入社。『めちゃ×2イケてるッ!』『ピカルの定理』『笑っていいとも!』『ヨルタモリ』『ダウンタウンなう』などを経て、現在は『まつもtoなかい ~マッチングな夜~』のほか、『ワイドナショー』『人志松本の酒のツマミになる話』『新しいカギ』『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『ジャンクSPORTS』『IPPONグランプリ』『人志松本のすべらない話』『まっちゃんねる』『お笑いオムニバスGP』『FNSラフ&ミュージック』などを担当する。
●西村陽次郎
1974年生まれ。青山学院大学卒業後、富士銀行を経て、99年にフジテレビジョン入社。ドキュメンタリー、情報番組などを担当し、現在は『ザ・ノンフィクション』チーフプロデューサーのほか、『逮捕の瞬間!警察24時』『目撃!超逆転スクープ』など情報ドキュメンタリー番組、『まつもtoなかい ~マッチングな夜~』『ワイドナショー』といったバラエティ番組も手がける。