女優の倉科カナがテレビ東京×動画配信サービス「Paravi」ドラマ『寂しい丘で狩りをする』(テレビ東京:4月22日スタート 毎週金曜25:53〜26:23 Paravi:3月10日〜 先行配信)、松本若菜が『復讐の未亡人』(テレビ東京:7月スタート Paravi:3月9日〜 先行配信)の主演を務めることが17日、明らかになった。
2作品はテレビ東京×動画配信サービス「Paravi」で”オンナの復讐シリーズ“と銘打って、ドラマ化される。芥川賞作家辻原登の同名小説を原作とする『寂しい丘で狩りをする』は、男たちの身勝手な欲望により身も心も傷つけられた2人の女性が、絶望から希望を掴むため男たちへ立ち向かっていく衝撃のクライムサスペンス。女の苦しみと男の狂気が交錯し、思わぬ運命へと翻弄されていく主人公の探偵・桑村みどり(倉科)の姿を描き、世の中の恐怖と不条理を抉る社会派エンターテインメントとなる。
『金魚妻』で話題の人気漫画家、黒澤Rの同名漫画をドラマ化した『復讐の未亡人』は、主人公・鈴木密(松本)が、愛する夫が自殺に追い込まれた真相を探るため、別人になって会社に潜入。夫を追い詰め、自殺に追いやった同僚たちひとりひとりへ借りを返すため、周到かつ華麗に罠を仕掛けていく。妖艶さと狂気を武器に“甘美でSexyな復讐”を繰り広げるサスペンスドラマで、松本は本作が連続ドラマ初主演となる。
倉科カナ コメント
過去にトラウマを抱えつつも、そこに立ち向かっていく女性たちのお話で、特に主人公のみどりは強敵に立ち向かう役なので是非演じてみたいなと思いました。みどりと、その依頼人の敦子、心身ともに傷つけられた過去を持つ女性たちがどう光を掴んでいくのか、そこが見どころのひとつでもありこの作品を通じてたくさんの方にエールを送ることができればと思います。どのシーンの撮影もエピソードがすごくて心に負荷がかかるシーンが多く、見えない血を流しながら演じていますが、とてもやりがいがあります。1話ごとに続きが気になる作品となっていますので、ぜひご覧ください!
松本若菜 コメント
『金魚妻』に続いて再び黒澤R先生の作品に出演させていただけることになり、大変嬉しく思います。台本は、復讐の仕方もかなり原作に近い描き方をしているので、原作ファンの方にも満足していただけると思いますし、演じるのがとても楽しみです。描かれるのは誰しもが思い当たるような身近にあるトラブルだったりするので、誰かに投影して見ていただけると面白いと思いますし、主人公の女性がどういう風に復讐をしていくのかも見どころのひとつになっていくと思います。ぜひお楽しみに!
山鹿達也プロデューサー(テレビ東京ドラマ室) コメント
コロナ禍が3年目に入り、私たちの生活や価値観は大きく変わりました。先行きが見えず、生きづらい。そう感じている人たちは多くいます。ドキドキ、スカッとして日常のうっ憤を晴らすような面白いドラマを届けたい。テレビ東京らしい、エッジが効いた攻めたドラマを!ということで、恋愛とサスペンスが盛りだくさんの「女性の復讐モノ」を2作品製作することになりました。芥川賞作家、辻原登さんの『寂しい丘で狩りをする』と『金魚妻』で話題の黒澤Rさんの『復讐の未亡人』のドラマ化です。どちらの作品も、女性たちが、自分の力で立ち上がり、愛する人のために、そして自分のために復讐をしていく姿をドラマチックに描きます。哀しみを湛えながらも、凛とした強さを持って運命を切り拓いていく主人公は、美しい。それは運命を受け入れた人間が覚悟を決めて自分を解放する潔さであり、その姿は生きづらさを感じる多くの視聴者の心を打つと確信しています。『寂しい丘で狩りをする』では、確かな演技力が評価の高い倉科カナさんが、自身もストーカー被害に怯えながらもレイプ犯から狙われる依頼者を守る主人公・桑村みどりを、繊細にかつ大胆に熱演しています。『復讐の未亡人』では、いま注目の女優のひとりで、連ドラ初主演の松本若菜さんが、愛する夫が死んだ真相を探るため、別人になり次々と復讐を遂げていく主人公・鈴木密を、妖艶にかつミステリアスに体当たりで好演しています。両作品とも個性的で魅力的な登場人物が続々登場し、二転三転する展開で続きが気になる"中毒性"がありますので、楽しんでハマっていただけると思います。
「女の復讐シリーズ」2作品にご期待ください。
(C)辻原登/講談社 (C)黒澤R/双葉社