道南いさりび鉄道は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正の概要を発表するとともに、ダイヤ改正後の時刻表を同社サイト内に公開した。おもに夜間の列車を変更し、木古内~上磯間の最終列車を繰り下げ、上磯~函館間の最終列車を繰り上げる。

  • 道南いさりび鉄道が3月12日にダイヤ改正を実施する

現在、道南いさりび鉄道は上り19本(函館発木古内行9本、函館発上磯行10本)・下り17本(木古内発函館行9本、上磯発函館行8本)の普通列車を運転している。ダイヤ改正後は現行の運転本数を維持しつつ、夜間を中心に列車の新設と運転取りやめ、時刻の変更を行う。

上りは朝および日中時間帯の一部列車で運転時刻を変更し、17時台以降も一部列車で10分前後の時刻繰上げ・繰下げを実施。現行の上り最終列車である函館駅22時50分発・上磯駅23時12分着は運転取りやめとし、函館駅21時21分発・上磯駅21時46分着の普通列車を新設する。木古内行の最終列車は時刻を7~8分繰り下げ、函館駅22時0分発・木古内駅23時0分着で運転。この列車がダイヤ改正後の上り最終列車となり、上磯駅までの各駅で最終列車が約50分繰上げとなる。

  • 朝の時間帯に4両編成で運転される道南いさりび鉄道の普通列車

下りも朝および日中時間帯の一部列車で運転時刻を変更。19~20時台に木古内駅を発車する普通列車2本は時刻を繰り下げ、ダイヤ改正後は木古内駅19時15分発・函館駅20時16分着、木古内駅20時55分発・函館駅21時58分着で運転する。これにともない、木古内~上磯間の最終列車は約10分繰下げに。一方、現行の下り最終列車である上磯駅23時25分発・函館駅23時47分着は時刻を1時間半近く繰り上げ、ダイヤ改正後は上磯駅21時57分発・函館駅22時20分着で運転する。