歌手・氷川きよしの最新シングル「群青の弦(いと)」が、8日発表の最新「オリコン週間シングルランキング」 にて、初週売上2.6万枚で初登場1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間1月31日~2月6日)。

氷川きよし「群青の弦」

氷川にとって2009年8月31日付「ときめきのルンバ」以来12年5カ月ぶりで、「初恋列車」、「浪曲一代」とあわせて通算4作目の1位。「シングル連続TOP10入り年数」記録は22年連続で、嵐と並ぶ歴代6位タイに。ソロアーティストでは、安室奈美恵さんの23年連続に次ぐ歴代2位となった。

本作は、盲目の箏曲師・宮城道雄をモチーフにした楽曲で、氷川は「どんなハンデがあってもどんな苦しいことがあっても、乗り越えてそこでまた輝いていく、そんな思いにさせていただける一曲です」とコメント。ミュージックビデオは、青色濃淡のオーガンジーやドライアイスを使用し、群青の世界観と宮城道雄の苦悩を表現。桜吹雪の中で歌う氷川の姿も見どころとなっている。

氷川は「デビュー23年目をスタートする2月2日。その前日の2月1日に発売させていただいた『群青の弦』ですが、作品を手に取って頂いて本当に有難いですし、なかなか、CDとかパッケージをお求め頂けない時代になってしまったんですけど、そんな世の中でも、こうやって作品をお求め頂いて、本当に制作意欲が湧いてきます」と感謝を述べ、「なによりもこの『群青の弦』の題材にさせて頂いた宮城道雄さんの心を感じて頂きたいなという思いがあったので、この曲がまた多くの方に届くといいなと思いますし、それぞれのカップリングと『きみとぼく』も、ぜひ、皆さんに聴いて頂きたい作品です」とアピール。「どうか、皆さんの生活の中で、私の歌が側にあることをこれからも願っています」と呼びかけた。