歌手の氷川きよしが18日、2月1日に最新シングル「群青の弦(いと)」をリリースすることを発表し、ジャケット写真を公開した。

  • 氷川きよし「群青の弦」

同作は、「春の海」を作曲した盲目の箏曲師・宮城道雄氏を題材に、原文彦氏が作詞、岡千秋氏が作曲を担当。編曲は昨年6月に亡くなった丸山雅仁さんで、これが遺作となった。

それぞれカップリングとジャケット写真が異なる全3タイプで発売され、カップリング曲も全て演歌。Aタイプには恋の未練に堪えながら鼓を打つ鼓方を歌った「鼓」が、Bタイプには端唄の一節を取り入れた軽快な時代もの演歌「浮世 恋の騙し絵」が、Cタイプには志す道を進む矜持を描いた「明日が俺らを呼んでいる」が収録される。

また、昨年2月に亡くなった愛犬・ココアを歌い、氷川が「kii」名義で作詩したバラード楽曲「きみとぼく」を、ボーナストラックとして全タイプに収録。氷川の演歌の真髄ともいえる作品となっている。

今回公開されたジャケット写真では、タイトルに合わせ、青の袴姿で背景には水面を反映させながら凛とした表情を見せている。

コメントは以下の通り。

■氷川きよし

いつも氷川きよしの歌を聴いてくださり本当にありがとうございます。 2月1日に新曲「群青の弦(いと)」を発売させていただきます。この楽曲は箏曲師の宮城道雄さんをイメージしてを歌った作品となっています。宮城さんは盲目でいらっしゃったわけですが、そんな苦悩の中から「春の海」のような素晴らしい作品をお作りになられました。その宮城さんの思いを感じる作品を発売させていただきます。どんなハンデがあってもどんな苦しいことがあっても、乗り越えてそこでまた輝いていく、そんな思いにさせていただける一曲です。そしてAタイプのカップリング曲が「鼓」。昭和の雰囲気がする朗々としたじっくりと聴いていただける演歌作品となっています。Bタイプのカップリング曲は「浮世 恋の騙し絵」。この曲は四方先生の特徴的なメロディが印象に残る一曲となっています。Cタイプのカップリング作品は「明日が俺らを呼んでいる」。この曲はオーソドックスな演歌が歌いたいと自分で発注した楽曲です。そして全タイプのボーナストラックとして私の思いを描いた「きみとぼく」を収録しています。28歳からずっと一緒に15年生活していた愛犬のココアが昨年2月16日に亡くなってしまったんですが、そのココアから見た目線の作品をkii名義で作詩させていただいて、木根尚登さんに作曲していただきました。ぜひ多くの皆様にお聴きいただきたい作品になっています。氷川きよし「群青の弦」、どうぞ応援のほど、宜しくお願い致します。