長崎電気軌道は31日、バリアフリー対応の新型車両6000形を新たに1両導入すると発表し、先行して車両デザインと定員を公開した。新型車両6000形の運行開始は2022年3月を予定している。

  • 新型車両6000形のデザインイメージ

現在、長崎電気軌道のバリアフリー対応車両は超低床式路面電車3000形・5000形の2形式が活躍中。しかし、2021年度の移動等円滑化取組計画書によれば、バリアフリー対応車両は全営業車両71両中6両しかなく、全体の約8%(2020年度)にとどまるという。同社は2022年度までにバリアフリー対応車両を2編成導入する方針としており、購入費用が高く一度に複数台の導入が困難であることから、老朽車両の更新時期等を踏まえ、計画的に導入すると説明している。

新型車両6000形は新たなバリアフリー対応車両として、2021年度に1両を導入し、今年3月から運行開始する予定。直線的な形状で、外観カラーに緑系の色を用い、車体前面・側面の窓周りに黒色を配した車両デザインになっている。定員は62人(座28人・立34人)とのこと。