首都圏新都市鉄道は、つくばエクスプレスのダイヤ改正を2022年3月12日に実施すると発表した。新型コロナウイルス感染症を契機とした行動変容を踏まえ、利用状況に応じたダイヤに変更するとともに、朝ラッシュ時間帯の運転間隔均等化なども予定している。

  • つくばエクスプレスのダイヤ改正は3月12日に実施

現在、つくば駅では平日朝の6時30分から8時にかけて、秋葉原行の上り列車(区間快速または普通)が4~9分間隔で発車している。ダイヤ改正で同時間帯の運転間隔を均等化し、秋葉原行の上り列車が6~8分間隔で発車するダイヤに。すべての列車が秋葉原駅まで先着するとのこと。

北千住駅では、平日朝の時間帯に到着する上り列車の本数が変更される。ピーク前の1時間(6時29分から7時29分まで)は現行通り16本だが、ピーク時の1時間(7時29分から8時29分まで)は現行の25本から24本、ピーク後の1時間(8時29分から9時29分まで)は現行の17本から16本に。八潮駅から秋葉原駅までの区間で、ピーク時の1時間、ピーク後の1時間ともに1本ずつ減便されている。守谷駅から八潮駅までの区間では、ピーク前の1時間に14本、ピーク時の1時間に22本でいずれも現行通り。ピーク後の1時間は1本増便され、現行の14本から15本となる。

平日夜間には、20時台に守谷発秋葉原行の普通として運転されている上り列車1本をつくば発秋葉原行の区間快速に変更。つくば駅から守谷駅まで上り列車を1本増発する。つくば駅では、同駅20時3分発の区間快速の後、同駅20時21分発の普通まで18分空いていたが、増発される区間快速はつくば駅を20時11分に発車するため、運転間隔が短くなる。

深夜の時間帯(22時台以降)は平日・土休日ともに列車の見直しを実施。平日の下りは秋葉原駅を23時台に発車する列車を現行の9本から8本、0時台に発車する列車を現行の2本から1本に減らし、平日の上りは守谷駅を22時台に発車する列車を現行の10本から9本、23時台に発車する列車を現行の5本から4本に減らす。土休日の下りは秋葉原駅を23時台に発車する列車を現行の8本から7本、0時台に発車する列車を現行の2本から1本に減らし、土休日の上りは守谷駅を22時台に発車する列車を現行の9本から8本、23時台に発車する列車を現行の5本から4本に減らす。

つくば駅を23時22分に発車し、北千住行の上り終電として運転される列車はダイヤ改正後、八潮駅から北千住駅まで運転取りやめに。これにともない、北千住駅を0時14分に発車する八潮行の普通も運転取りやめとなる。下り終電はダイヤ改正後も現行通り、秋葉原駅0時7分発・守谷駅0時47分着の普通として運転される。