JR東日本水戸支社は17日、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、常磐線で利用状況に合わせた特別快速・普通列車の運転本数見直し、日中時間帯における土浦駅以北(水戸・いわき方面)の普通列車の編成両数見直しなど行うと発表した。

  • 常磐線の特別快速。ダイヤ改正後は上下各2本に減便される

常磐線の特別快速は品川~土浦間で運転され、現在は品川駅を9~14時台の毎時54分頃、上野駅を10~15時台の毎時9分に発車する下り6本、土浦駅を10~15時台の毎時0分に発車する上り6本を設定。品川~取手間の途中停車駅は新橋駅、東京駅、上野駅、日暮里駅、北千住駅、松戸駅、柏駅。取手~土浦間は途中の各駅に停車する。

来年3月のダイヤ改正で、下り特別快速は上野駅を10~14時台に発車する5本を運転取りやめとする一方、上野駅を16時台に発車する1本を新設。上り特別快速は土浦駅9時0分発の1本を新設する一方、11~15時台に発車する5本を運転取りやめとする。ダイヤ改正後の特別快速は午前に上り2本、午後に下り2本の運転となる。

品川~土浦間の普通列車(常磐快速線の電車は除く)は、朝の時間帯に一部列車の運転を取りやめるほか、上野駅発着となっている普通列車の一部を品川駅まで延伸。上野駅・土浦駅基準で10~14時台に発車する普通列車はすべて品川駅発着となり、利便性が向上する。

常磐線の特急「ひたち」「ときわ」も、上野駅発着となっている列車の一部が品川駅まで延伸され、土休日はすべての特急列車が品川駅発着に。一部列車の運転取りやめ等により、終日にわたりおおむね30分間隔(上野駅基準)で特急列車が運転されるという。

  • 「赤電」をイメージしたカラーリングにラッピングされた5両編成のE531系

日中時間帯において、土浦駅を境とした普通列車の編成両数見直しも実施する。土浦駅以南の上野・品川方面は10両編成の列車の割合を増やす一方、土浦駅以北の水戸・いわき方面はおもに5両編成の列車を運転。上野・品川方面の列車は土浦駅の3番線、水戸・いわき方面の列車は土浦駅の2番線を使用し、おもに同じホームでの乗換えが可能な形態となる。なお、水戸支社の発表によれば、15両編成の下り列車として土浦駅に到着し、編成を分割した後、下り方5両が水戸・いわき方面、上り方10両が折返しの上野・品川方面となる列車が2本あるとのこと。