フリーアナウンサーとしてテレビやラジオ、雑誌などに出演し、執筆業でも活躍している宇垣美里。2019年3月にTBSを退社し、さまざまな仕事に挑戦する中で、宇垣自身はどのように変わっていったのか。本人に話を聞いた。

  • 宇垣美里 撮影:仲西マティアス

フリー転身からまもなく3年。「あっという間でした」と言い、「2020年と2021年はコロナ禍でいつの間にか終わっていたという感じだったので、それもあって時間の経過にびっくりしてます。一方で、3年前は会社員をしていたということにびっくりする部分もあって、時間の流れって不思議だなと思います」と驚いている。

そして、「良くも悪くも丸くなったと思います」と自身の変化を明かし、「波に揉まれて角がとれていくように丸くなって、諦めることもできるようになった部分があり、とても安定しているなと。2年前より安定しているし、1年前よりも安定しています」と説明。

心の安定が得られたのはなぜか尋ねると、「フリーになって、仕事によって行く場所は違いますが、マネージャーさんやヘアメイクさん、スタイリストさんなど、自分が信頼している方たちと新しい場所に行けるので、ゆとりが持てるというか、安心できる部分があるからなのかなと思います」と答え、「ありがたいです」と今の環境に感謝した。

また、「よりのびのびできるようになりました。もっと広いプール、海に出たみたいな感じがしていて、人と比べても意味がないという気持ちが強くなりました」との変化も告白。「TBS時代も相当自由にさせてもらっていましたが、会社の中で周りの人が気になることもあって。今は広い海に出て、これだけたくさんの人がいるんだから比べても、という気持ちになったのかなと思います」と語る。

フリー転身後、仕事の幅が拡大。漫画を紹介する連載「宇垣総裁のマンガ党宣言!」(『週刊文春』)や、映画を紹介する連載「宇垣美里の沼落ちシネマ」(『週刊SPA!』)がスタートし、美容本『宇垣美里のコスメ愛』や、フォトエッセイ『愛しのショコラ』などを刊行、「宇垣総裁のマンガ党宣言!」をまとめたエッセイ『今日もマンガを読んでいる』も昨年12月に発売した。

「いろんなことに挑戦させていただいていて、ありがたいです。会社員には会社員のよさがもちろんありますが、会社員だからこそできないこともたくさんあって、そこから一歩出ると見えるものが全然違うなというのは実感しています」。

そして、「連載の仕事はもともとやっていたものもありますが、圧倒的に増えました。私は書く仕事が好きなので、フリーになってよかったなと思うところの一つです」と執筆の仕事が増えたことに特に喜びを感じているそうで、「会社員時代は、何かをおすすめすることが難しかったのですが、フリーになってからは、そういったこともできるように。好きなものをおすすめすることが好きなので、すごくうれしいことだなと思っています」と笑顔を見せた。