電通は1月21日、第2回「コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査」の結果を発表した。調査は2021年12月16~17日、全国20~69歳男女500名(人口構成に基づきウェイトバック集計を実施)を対象にインターネットで行われた。

  • キャッシュレス決済の利用状況

    キャッシュレス決済の利用状況

キャッシュレス決済の利用状況を聞いたところ、93.3%が「現在利用している」と回答。そのうち、56.2%は「よく利用している」と回答しており、その割合は前回調査(43.5%)から12.7ポイント増加した。

  • 緊急事態宣言発令後、キャッシュレス決済の「利用が増えた」「使えなくて困る」場所

    緊急事態宣言発令後、キャッシュレス決済の「利用が増えた」「使えなくて困る」場所

続いて、緊急事態宣言発令後の、キャッシュレス決済の利用状況について聞いたところ、56.8%が「2020年3月の緊急事態宣言以降、支払いや買い物に占めるキャッシュレス決済の比率が増えた」と回答し、キャッシュレス決済の利用割合は高まっていることが明らかに。

キャッシュレス決済が増えた場面は、「コンビニエンスストアでの支払い」(40.6%)、「スーパー・ショッピングモールでの支払い」(38.5%)、「ドラッグストアでの支払い」(32.6%)など、生活動線上の身近な場面が上位に。一方で、キャッシュレスが使えなくて困る場所としては、「病院・診療所での支払い」(33.3%)、「中小店舗での支払い」(14.3%)などが上位に並んだ。

  • 普段利用しているキャッシュレスの決済手段

    普段利用しているキャッシュレスの決済手段

普段利用しているキャッシュレスの決済手段を聞いたところ、キャッシュレス利用者の41.8%がクレジットカードを「週2〜3回以上使う」のに対して、モバイルQR決済やモバイル非接触決済は、それぞれ57.8%、44.6%と、クレジットカードよりも使われていることが明らかとなった。