小田急ホテルセンチュリーサザンタワー(東京都渋谷区)は、小田急電鉄の電車をテーマにしたコンセプトルームの1室に、運転シミュレーターを2月1日から導入すると発表した。小田急線の運転経験者が監修した独自の運転支援システムを採用したとのこと。

  • 小田急ホテルセンチュリーサザンタワーの1室に導入された運転シミュレーター

運転シミュレーターでは、ハンドルの簡単な操作のみで運転士気分を味わえる、こども向けの「新人運転士モード」、運転席での緊張感を楽しめる「ベテラン運転士モード」、車両計器や信号現示を頼りに実車さながらの運転に挑戦できる「サザンタワー運転士モード」と3つの難易度を設定できる。

運転区間・時間帯別に5コースを用意。特急ロマンスカー・SE(3000形)の座面を利用したいすに座り、ロマンスカー・EXE(30000形)で使用していたマスコンを握りながら、モニターに投影する実際の運転風景に合わせてリアルな運転体験を楽しめる。シミュレーターの開発にあたり、鉄道ファン向けのシミュレーター開発を手がける「第一閉塞進行」の協力を得て、バランス調整など行った。

  • 特急ロマンスカー・SE(3000形)の座面を用いたいすも設置

シミュレータを導入するパノラミックキングルームの1室2名利用時の宿泊料金は、朝食付きで平日3万9,000円・土曜・休前日4万4,000円、部屋のみの場合は平日3万5,000円・土曜・休前日4万円。1月26日10時から予約を受け付ける。