KADOKAWAはこのほど、新書『長生き地獄 資産尽き、狂ったマネープランへの処方箋』を発売した。著者は経済アナリストの森永卓郎氏。価格は946円。

「長生き地獄」を避ける対策とは?

  • 『長生き地獄 資産尽き、狂ったマネープランへの処方箋』表紙

高齢者の生活を支えてきた公的年金は今後ずるずると減り続け、30年後には平均的サラリーマン世帯だった夫婦2人の年金は月額13万円まで減少する。何も対策を取らずに家計の赤字を続けていたら、確実に生活は破綻する。

年金減に対処するための方法は、貯蓄と収入アップ。働き続けたり、投資で収益を稼いだりすることだが、高齢期に月額13万円の勤労収入を得るのは難しく、しかも働けば税金も社会保険料も増えてしまう。また、投資で毎月13万円を稼ぐのはさらに困難だ。本書は、こうした「長生き地獄」を避けるために、具体的にどう行動すればよいのか、その対策を提示する。

内容は、「はじめに 長生きすることは幸せか」「第1章 年金はどうなるか」「第2章 年金月額13万円時代への対処法」「第3章 年金13万円時代に備える3つのライフスタイル」「第4章 自産自消の一人社会実験」「おわりに」。

著者の森永卓郎氏は1957年7月12日生まれ。東京都出身。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業。日本専売公社、経済企画庁、UFJ総合研究所などを経て現職。著書に『なぜ日本経済は後手に回るのか』(角川新書)、『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)などがある。執筆のほか、テレビやラジオ、雑誌、講演などでも活躍中。