日本トレンドリサーチは1月12日、「電動キックボードに関するアンケート」調査の結果を発表した。調査は2021年1月3日~6日、電動キックボードを「知っている」と回答した男女2,198名を対象にインターネットで行われた。

  • 電動キックボード 「ヘルメット」の着用義務がなくなる?

    電動キックボード 「ヘルメット」の着用義務がなくなる?

2021年12月、警視庁が改正道路交通法案を発表。この法が可決されると、現在義務化されている「電動キックボード」に乗る際のヘルメットや運転免許が不要になるという(性能上の最高時速が時速20km以下のものに限る)。

そこで、電動キックボードの利用意向を聞いたところ、「ぜひ利用したい」(4.0%)、「機会があったら利用したい」(33.0%)と回答した人は37.0%。理由を聞くと、「マンションの自転車置き場が満員で置けないため、キックボードなら自宅に置いていても邪魔にならなそう」「便利そうだから」「楽しそうだから」「買ってまで乗ろうとは思わないが」「どんな乗り心地なのか一度試してみたい」といった意見が。

一方、「利用しようと思わない」という人は62.3%。「恥ずかしい」「事故やトラブルに巻き込まれる可能性が高いから」「法的に曖昧な乗り物に乗りたくない」という意見が多くあがった。

  • クイズ! 電動キックボード使用時に義務付けられているものはどれでしょう?

    クイズ! 電動キックボード使用時に義務付けられているものはどれでしょう?

続いて、「現在の法律では電動キックボードを運転する際に、『運転免許』が必要だということを知っていますか?」と質問したところ、31.1%が「知らない」と回答。

そこで、「電動キックボード使用時に義務付けられているもの」を選んでもらったところ、選んだ人が多かった順に「ヘルメット」(81.6%)、「ナンバープレート」(65.0%)、「ブレーキ」(60.9%)、「ライト」(46.7%)、「自賠責保険」(45.6%)、「バックミラー」(37.6%)、「ウインカー(方向指示器)」(35.8%)という結果に。上位7つが正解ではあるものの、その認知率には差があることが明らかに。

また、「防犯登録」(24.9%)、「車検証」(22.5%)、「グローブ」(7.8%)を選んだ人も一定数見受けられたが、いずれも、現在は義務付けられていない。