2022年のスタートを2週連続スタジオジブリ作品で飾る金曜ロードショー。新年最初の放送となる1月7日は、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』が放送される。
『千と千尋の神隠し』は、今年世界初の舞台化が行われることでも話題を呼んでいるが、今回は、舞台で千尋役を務める橋本環奈と上白石萌音(Wキャスト)、湯婆婆・銭婆役を務める夏木マリ(朴璐美とのWキャスト)のお気に入りシーンを紹介しよう。
◎橋本環奈(千尋役)のお気に入りシーン
この質問は今まで何度も受けましたが、毎回答えが違うくらいいいシーンばかりなので、一つだけ選ぶのはすごく難しいんですけど…。
小さい時に印象に残っていたのは、千尋がハクからもらったおにぎりをボロボロ泣きながら食べるシーンです。あのシーンはいつ見ても泣ける!たぶんそういうジブリファンの方は多いんじゃないかなって思います。
それは、千尋の想いに共感するからだと思うんです。見ていて応援したくなりますよね。いきなり異世界に飛んでしまうって心身ともに大変な事は言うまでも無いですが、それでも好奇心が勝ったり、あそこで働くという強さみたいなものを感じるのですが、でも、あのシーンで弱みを吐露するのは、すごく等身大だなって感じて、素敵だなって思いました。
◎上白石萌音(千尋役)のお気に入りシーン
いくらでも挙げられるくらいいっぱいあるんですけど、結構ささやかですが、すごくお茶目で大好きなのが、”ススワタリ”のシーンです。千尋が初めて釜爺のところを訪ねた時に、ススワタリたちが一生懸命石を運んでいて、千尋が一匹助けてあげると、味を占めた他のススワタリがみんなズルし始めるんですよね。ああいうところに命を持たせてキャラクターをつけて、すごく人間らしく描いているところが好きですね。ああいう細かいところが全部刺さるからこそ、ジブリって何回も見たくなるんだろうなって思います。あのユーモアは大好きですね。何回見ても笑っちゃいます。
◎夏木マリ(湯婆婆/銭婆役)のお気に入りシーン
私が好きなシーンはもう全部なんだけど、やっぱり、千尋が来て最初に名前を取るところが印象的かなと思います。
私は、湯婆婆と銭婆を演じたのですが、アフレコの時、宮崎監督が私の前で声を聞きながら湯婆婆を描いてくださったんですけど、その時に初めて双子だとわかったんです。その時は銭婆がちょっとスリムだったんですけど、後々に銭婆と湯婆婆が同じ大きさになりました。もう20年前になりますけれどもそんなことも思い出しました。
金曜ロードショーでは、2022年1月7日(金)よる9時より『千と千尋の神隠し』、1月14日(金)よる9時より『紅の豚』をそれぞれノーカット放送。
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