歌手の鈴木雅之が29日、東京国際フォーラムで行われた『第72回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:30~23:45 ※中断ニュースあり)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。

  • 鈴木雅之

4回目の出場で「め組のひと 2021紅白ver.」を披露する鈴木雅之。SNSを中心に改めて人気に火が付いた名曲を、闘病生活を経て少しずつ芸能活動を再開しているラッツ&スターのメンバー・桑野信義と、同じくメンバーの佐藤善雄とともに届ける。

鈴木は「2年連続で出場させていただくということでありがたく思っていますし、今年は春から全国ツアーを、ソーシャルディスタンスを踏まえた形で行うことができて、思ったよりもロックンロールな年になれた。その締めくくりに紅白に出していただけるということで、とても楽しみにしています」と喜びを語った。

また、桑野と佐藤とともにスペシャルステージを届けることに、「特に桑野信義は大病を、大腸がんになりまして、ずっとリハビリをしていて、ツアーのファイナルで復帰することができたんですね。我々、20代でデビューして60代になってこうして紅白に出場するにあたって、彼と同じような境遇で苦しんでいる人もたくさんいると思いますが、彼の活躍が希望になってくれたらうれしい。我々3人が集まることでトライアングル的なパワーが伝われば」と思いを明かした。

今年を漢字一文字で表現すると「伝」。「改めてソーシャルディスタンスで全国まわってみて、みんなが笑顔になった瞬間に音楽は“心のワクチン”なんだなと思えた。音楽を伝えるという意味でこの一文字を」と説明した。

今年の『紅白歌合戦』は2年ぶりに有観客で開催。例年会場としてきたNHKホールが改修中のため、東京国際フォーラムでの開催となる。テーマは「Colorful~カラフル~」。司会は、俳優の大泉洋、女優の川口春奈、同局の和久田麻由子アナウンサーが務める。なお、川口は紅白初司会、大泉は昨年、白組司会を務めており、2回目となる。

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