東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、東日本エリアの駅弁ナンバーワンを投票で決定する「駅弁味の陣2021」の結果を発表した。

駅弁大将軍は「ワインのめし」

  • 「駅弁大将軍」に選ばれた「ワインのめし」

同コンテストは、東北・関東・甲信越の駅弁を対象にエントリーを募り、一般投票で各賞を決定するもの。10回目となる今回は67品がエントリーし、2021年10月1日~11月30日までの開催期間中、合計3万6,454票が寄せられた。

総合評価が最も高かった「駅弁大将軍」に選ばれたのは、山梨県の「ワインのめし」(1,500円)。「ワインのご飯」と、甲州弁の「ワインを飲めし(飲んでいきなさい/飲みなよ)」を合わせたネーミングで、「ワインにぴったりのオードブル風」駅弁という。

総合評価が2番目に高かった「駅弁副将軍」は、新潟県の「にしんめし」(1,200円)。かつて同県西部の直江津地域で盛んに食べられていたにしんの味を再現した駅弁で、「懐かしくもあり、お酒が進む、港町直江津らしい新作駅弁」となっている。

味覚の評価が最も高かった「味覚賞」は、福島県の「海苔のり弁887」(1,200円)、盛り付けの評価が最も高かった「盛付賞」は、新潟県の「まさかいくらなんでも寿司」(1,150円)、掛け紙の評価が最も高かった「掛け紙賞」は、千葉県の「トンかつ弁当」(550円)、新作駅弁の中で総合評価1位を獲得した「初陣賞」は、宮城県の「東北福興弁当~未来へのきざはし~」(1,200円)となった。

また、過去9回の駅弁大将軍・駅弁副将軍受賞駅弁のうち、投票数が一番多かった「10周年記念賞」には、秋田県の「鶏めし弁当」(900円)が選出された。

さらに、2022年1月14日~2月13日には、受賞駅弁を集めたアフターイベント「宴」を開催予定という。