オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』が上演されることが19日、明らかになった。

オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』

オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』

同作はスチュワート・ロス脚本によるオフ・ブロードウェイのミュージカルコメディで、1990年の初演以来、アメリカ各地で上演された。1964年のアメリカでフランシス(川平慈英)、ジンクス(長野博)、スパーキー(松岡充)、スマッジ(鈴木壮麻)の4人は男性4声によるコーラススタイルのグループを結成するが、ビッグショーに出演できるというチャンスを前に事故で全員即死してしまう。しかし果たせなかった想いと様々な天空の条件が奇跡を起こし、実現できなかった自分達のライブステージを成功させるべく、再び4人が地上に舞い戻ってくる。

日本では2013年に翻訳版初演、2016年に再演、2020年に通算100ステージを目指してファイナル公演へと準備を進めていたものの、コロナ禍により全公演の中止を余儀なくされた。丸2年の時を経て、2022年春に上演されることに。生バンドの演奏をバックに、美しいハーモニーと、楽しくやんちゃな会話、ちょっぴりおかしい振付、そして音楽への情熱が生き生きとにぎやかに描かれ、劇場は一瞬にして“Forever Plaid”が夢見たライブステージに変わる。

出演者は初演から変わらぬ4人がそろい、演出も初演から引き続き板垣恭一が務める。東京公演はよみうり大手町ホールにて2022年5月14日~31日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月2日、宮城公演は名取市文化会館 大ホールにて6月5日、山形公演はやまぎん県民ホール 大ホールにて6月7日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて6月11日〜13日、広島公演はJMSアステールプラザ 大ホールにて6月16日、久留米公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて6月18日~19日、金沢公演は本多の森ホールにて6月23日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月25日~26日、東京凱旋公演は有楽町よみうりホールにて6月30日。

川平慈英 コメント

またあの仲間達と会える! そう思うだけで小躍りしちゃうんです!
昨年は初日間近で中止を余儀なくされましたが、ついに!『Forever Plaid』is back!!
僕にとってあの舞台に舞い降りる事が出来るのは何ものにも替えがたい幸せであり、喜びです。 人と人との関係が冷たくなりがちな昨今、この作品には大切な人を素直に大切にするという、愛と情熱が込められています。それを皆さんと共有出来る日をどれほど待ち望んだことか!
こんなご時世だからこそ、ステージから客席に届けられるエネルギーがきっとあるはずです。
どうか僕たちからのハピネスを受け取ってください。5人目の仲間はあなたです!!

長野博 コメント

6年ぶり3回目のForever Plaid
2013年2016年と上演してきましたが再々演が決定しました!
メンバーも変わること無くファイナルの公演を迎えます。
僕自身、再々演は初めてなのですが気心知れた心強い仲間と奏でるハーモニーと共に楽しく、ちょっぴり切ないストーリーの世界を覗きに是非お越し下さい。
2020年には公演が中止になってしまいましたが、
2年越しでようやく皆さんの前で演じられることを幸せに思います。
そして、一緒に楽しい時間を過ごせたらうれしいです。

松岡充 コメント

コロナ禍を経て、6年振りに再々演が決定となり大変嬉しく思っております。まだまだ予断を許さないコロナ禍ではありますが、エンターテイメントの灯火を消さないよう、同時に、作品を通して表現者としての自分の存在意義を感じる為に挑み続けたいと思っております。
観た人 誰もが幸せになれるこの『Forever Plaid』という作品をできる限り多くの方に手渡しでお届けしたい。観た回数、いやそれ以上の幸せをお届けしたい、そう思うだけで今も胸が高鳴っています。
どうか皆様、今後のコロナの状況もあると思いますが、2022年5月から始まる今作にご期待下さい。

鈴木壮麻 コメント

2013年の鮮烈な初演、そして再演を経て、この度こうしてファイナル公演の機会に恵まれたことに心より感謝申し上げます。
昨年4月9日、稽古場撤収に伴いガランとした稽古場へ自分の荷物を取りに行った時の無念は、今思い出しても胸が痛くなります。
一日だけ地上に戻ることを許されたフランシス、ジンクス、スパーキー、スマッジ、4人のプラッズのありったけの想いを込めて、一回一回の舞台に臨ませて頂きます。そして、僕たちのハーモニーとパフォーマンスを通して皆さまにとびっきりの笑顔をお届けします!
楽しみにしていらして下さい!!