JR西日本岡山支社は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正に合わせ、快速「サンライナー」をすべて運転取りやめとすることを発表した。岡山地区の山陽本線では、他にも運転取りやめや運転区間短縮となる列車があり、金光駅発着の普通列車も新設される。

  • オリジナル塗装の117系で運転された頃の快速「サンライナー」(2012年撮影)

快速「サンライナー」は117系を使用し、山陽本線岡山~福山間で快速運転を行い、途中の倉敷駅、新倉敷駅、笠岡駅、東福山駅などに停車。最近はダイヤ改正のたびに減便され、現在は午後の時間帯に下り8本・上り7本(うち下り6本・上り6本は土休日運休)の運転となっていた。来年3月のダイヤ改正で、快速「サンライナー」の運転を見直し、すべて運転を取りやめることとなった。

岡山地区の山陽本線では、ダイヤ改正に合わせて始発列車の繰下げや最終列車の繰上げも実施。始発列車は下りの和気~岡山間で26分、岡山~福山間で19分、福山~糸崎間で33分繰り下げ、上りの糸崎~福山間で25分、福山~岡山間で2分繰り下げる。最終列車は上りの岡山~三石間で27分、下りの福山~糸崎間で14分繰り上げる。

始発列車・最終列車の時間帯以外にも、山陽本線を走る下り9本・上り8本の普通列車が全区間で運転を取りやめ、下り4本・上り5本の普通列車が一部区間で運転を取りやめる。一部列車の運転区間短縮にともない、10~15時台の上下各4本が金光駅発着となり、岡山方面へ運転される。

  • 黄色の単色塗装となった117系で運転される山陽本線の普通列車

山陽本線の列車見直しに合わせ、現在は土休日運休となっている下り4本・上り3本が毎日運転となるほか、夜間の上り2本が運転区間を延長するとのこと。その他、岡山地区の赤穂線や伯備線、津山線などでも、ダイヤ改正に合わせて列車の見直しが行われる。