きょう17日のフジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)では、「株式会社TOKIO」特集の最終話が放送される。

  • (左から)松岡昌宏、城島茂、国分太一=フジテレビ提供

今年9月、「株式会社TOKIO」にとって念願のプロジェクトが動き出していた。アイデアはあるけれど、形にするきっかけが欲しいという団体や個人を募集し、一緒に新しいビジネスとして実現させようという企画「Make with TOKIO! 一緒につくろうプロジェクトだ」。応募は全国の企業や団体から、想定をはるかに上回る数が集まった。そのパートナーを決めるため、副社長の国分太一はリモートでの面接を重ねていた。応募者から「現時点で、これはやらない、ということはありますか」と問われると、「ない」ときっぱりと答えた。アイデアを限定したくない、無限の可能性を追求したい、そんな国分の思いがあった。

社長の城島茂は、人生で初めて連続ドラマの主演に挑んでいた。夫と反抗期の息子に全力で愛情を注ぐ大阪のオカンで、女性の役だ。城島は違和感なく、表情豊かかつ人間味たっぷりに母親役を熱演。そして撮影と並行して、関ジャニ∞が歌うドラマ主題歌の作詞作曲にも取り組む、多忙な日々を送っていた。

8月、城島はジャニーズショップ原宿を訪れた。TOKIOがCDデビューをする少し前に握手会を行った思い出の場所だという。店内に飾られていたデビュー当時の写真を見つけ「かわいいなぁ」と笑顔を見せる城島。当時を振り返り「相当怒られ叱られたグループでもあるし、先輩に甘えたグループやったし。僕らは自分たちが奏でる音と、それがミックスされて生み出すパワーというか、この3人にしかできない表現方法。また新たな表現が、見せ方ができたらな、と思うんですけどね」と語った。

株式会社TOKIOの始動から半年。それぞれが活躍の場を広げていた。国分はテレビ局の放送番組審議会に有識者として参加。城島は会社社長としてビジネス番組へ出演、松岡昌宏も新たなドラマに挑んでいた。

国分は「根っこづくりなんですかね、この1年っていうのは。どんなことにチャレンジできるか」と話し、「ほぼほぼ失敗でここまできたようなグループなので。完璧じゃないから次のプロジェクトでは成功させようと思って、それを毎回繰り返している感じなのかもしれませんね。TOKIOっていうグループは。ありのまま、素のままを見てもらうことが、今一番楽しんでもらえる要素なのかな」と思いを明かした。城島は「単純に、TOKIOが好きなんですよね。続けることってすごくしんどいけど、大事やなって。どんなに形を変えようとも、自分にとってもホームをなくしたくない。うん。客観的に、TOKIOのファンですね」と言って笑った。

27年間TOKIOとして生きてきたからこそ踏み出せた大きな挑戦。これからも共に歩んでいこうと決めた3人の強い絆と、その目に映る未来を描き出す…。

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