忍者といえば、暗闇にまぎれ、足音を立てず、忍具を駆使しながらピョーンとジャンプで壁を乗り越えて敵の城に忍び込む……なんてイメージがありますが、あえて、こういう感じも“アリ”なんですね!?

普段は浅草の「忍者インフォメーションセンター東京」で忍道の指導や忍術修行、研究の成果を発信している忍道家・習志野青龍窟こと五十嵐剛さん(@3618Tekubi)のツイートが話題になっていました。

ちわー 曲者でーす。(@3618Tekubiより引用)

写真の五十嵐さん、こちらの家に忍び込もうとしているようなのですが、登場の仕方がカジュアル過ぎません? しかも「ちわー」とご挨拶しつつ、自ら「曲者でーす」と名乗っちゃってますね……。外もまだ明るいですから、真っ黒の忍び装束を着ているせいで逆に目立っちゃってます。でもここまで堂々と来られると、逆に「あれ、業者の人かな?」なんて勘違いして招き入れちゃいそうです。

実はこちら、「本当は古民家での忍びの技法についての解説中の一枚」だったそうなのですが、ユニークなタイトルとのギャップが受けツイッター大盛りあがり。読者の皆さんからは「ワロタw」「忍ばない忍者とはこれいかに…」「ダメだやられた(笑)」「曲者過ぎる!」と大人気で、中には「三河屋感覚笑った」とあの国民的アニメ『サザエさん』の三河屋さんを思い出す人や、「犯行をお願いしまーす!」とうまいこと言う人までいました。

ツイ主さんに聞いてみた

ーー左手に持たれた笠は、こちらも忍者の道具でしょうか……?

五十嵐さん:編笠(あみがさ)は忍び六具(しのびろくぐ)の一つにも数えられ、通常の使い方のほか忍びとして顔を隠しやすく、また内側から様子を伺いやすいという教えがあります。忍びの出立ちとして重要な役割がありました。

ーーツイートに大きな反響が寄せられています

五十嵐さん:忍術には陽忍という考えがあります。これは表に出て人と接する事で行う忍術のことです。これによって、敢えて目立つ事もします。今回の反響で多くの方に忍者の文化を知ってもらうきっかけになれば良いと感じています。

--

こんなに楽しい忍者だったら、ぜひ我が家にも忍び込んでほしいと思いました……。みなさんはどう思いましたか?