時代はどんどん便利なもので溢れていきますが、これからはその「使い方」で世代間ギャップが生まれてくるのかもしれません。

現在、ツイッターユーザーの「沼倉正吾(@ShogoNu)」さんが、お子さまとの日常で得た“ある気付き”に関する投稿が大いに話題になっています。

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自分の子ども見てて衝撃を受けたのは、彼ら音声通話つけっぱなしにしてて、話したい時はいきなり会話スタートさせるし、そうじゃない時は繋がりっぱなしで黙ってるの。呼び出しとかの概念なくて、遠く離れてるのにまるで同じ空間にいるかのようにコミュニケーションとるの。ヤバ!置いてかれると思った
(@ShogoNuより引用)

これまで、「電話」といえば、業務連絡でも雑談でも、何か要件やテーマ、話のネタがあるときにかけるのが一般的でした。
無言が続けば気まずくもなりますし、会話のネタが尽きたら一度通話を切り、また何かあれば電話をする……

そんな常識も、沼倉さんのお子さまの世代にとっては過去の常識となりつつあるようです。

この新時代の風を感じる投稿に多くの反響が寄せられ、ツイートは2.2万件のリツイート、9.1万件のいいねを獲得(11月30日時点)。
意外にも、「わかる」といったコメントも多数寄せられました。

「現役高校生です。よく友達と勉強する時通話つけっぱなしにしたりビデオ通話しながらやりますが、母には無言の時間『何かあったのかと思った』と心配されるほど異様に見えたそうです。一人じゃ集中出来なくてでも丁度いい居場所ないなって時にすごく便利で気軽に友達と同じ空間にいる気持ちになれます! 」

「うちの娘3年ほど前からこんな感じで、テスト勉強なんかも繋がったままでやってました。わからないことがあったらすぐに聞けるし、一人でやるより頑張らなきゃな気持ちになるらしいです。初めに聞いた時は喋りながら勉強するなんて!と思いましたが、合宿してる感みたいです」

「若者の年齢ではないけれど、skype全盛期の時にまさにこういった交流持ってました。学生の頃のように誰かの家ではなく、skype上で仕事終わって帰宅後即オンラインで繋がれる奴は繋がったまま生活音垂れ流しで」

「学生の頃、友達の部屋で何人か集まって会話せずにめいめい漫画読んだりゲームしてたりしたようなものでは」

「娘も友だち数人とチャットしながら、同じ映画を同時に観はじめるってこと、やってる。映画館行かずに、みんなで喋りながら観れるから楽しいらしい」

「現在高一です。 やってますよ、そういうこと。テスト前とかにグループ通話作りつづけて話したくなったら話すとか。トランシーバーみたいな感覚ですかね?やり始めるともう電話の呼び出しが億劫に感じますよ」

「電話しとかないと落ち着かないw 毎日友達と寝落ち通話して朝まで繋いで寝てる! 一緒に寝てるみたい」

「うちの中学生と高校生たち見ててもホントそんな感じです。そして、あらゆる場面で親の感覚ヤバ! 置いてかれてる、の連続。頭で違いを理解しても、身体や感覚が追い付けないトコがある自覚持って仕事しないとな…と」

一方で、懸念点を挙げる人も。

「友人ならいいですが職場では嫌ですね。書斎ない人もいますので、こちらも気を使うでしょう」

「在宅勤務でこれをやると、コミュニケーション上の課題のいくつかが解決される一方で、家庭内のことがダダ洩れになるリスクが高いので、やっぱ無理かww 」

「20代後半ですが、したいと思える人とはしたいけど、別にしたくもないグループとか人とはしたくないですかね。。。でも、そういうのが一般的になったら、断れなくて人間関係が崩れるからしゃーなし参加するしかない、みたいなことになるんだろうなと考えるとしんどすぎる。。。」


沼倉さんはさらに、

この辺、インターネット登場初期にテレホタイムに電話かけて接続したり、友達や恋人の家に電話したら向こうの親が出ちゃって、うわあとか思ってたわれわれ世代とデジタルネイティブ世代の断絶凄いなって。フィジカルのコミュニケーションが常時接続なんですよ。待って、おいてかないで
(@ShogoNuより引用)

と回想を交えつつコメント。

そのうえで、

ONとOFFの感覚がない、というのがメタバースの中心になるユーザー達の世代だと思ってます
(@ShogoNuより引用)

僕の勘だけど、たぶん人類はこの挨拶呼び出し無しいきなり会話いきなり終了に慣れると思う、つうか慣れて(>_<)
(@ShogoNuより引用)

と自身の希望を語りました。

これからは技術だけでなく、“使う側”の進化も問われる時代がくるのかもしれませんね♪