利用者が増加傾向にある「ふるさと納税」。お得に地域の特産品をいただけるうえ、最近ではポイ活も同時にできることをご存じでしょうか? この記事では、ふるさと納税をさらにお得に利用するための「ふるさと納税×ポイ活」テクニックをご紹介します。

ふるさと納税基本のキ

ふるさと納税は、自分で選んだ自治体に寄附をすると、原則として寄附額のうち2,000円を超える部分が、その年の所得税から還付・翌年度の住民税から控除される制度です。

ふるさと納税のお礼として多くの自治体が返礼品を用意しているため、実質2,000円の負担額でさまざまな返礼品を受け取れる点が大きな魅力となっています。

※収入や家族構成などによって控除の上限額は異なります。総務省のふるさと納税ポータルサイトでシミュレーションができるほか、目安も公開されているので確認してみてください

ふるさと納税でポイ活するってどういうこと?

ふるさと納税にあたっては、各自治体のふるさと納税を掲載したポータルサイトが数多く存在します。

例えば、大手ECサイトが開設している「楽天ふるさと納税」や「au PAY ふるさと納税」、専門サイト「ふるなび」「ふるさとチョイス」「さとふる」、旅行・百貨店サイトの「ANAのふるさと納税」「ふるぽ(JTB)」などです。

これらのサイトには、それぞれさまざまな特徴がありますが、サイトによってはポイント還元やマイルの付与などを行っているところがあります。

例えば、ポイント還元率が高いサイトとして「楽天ふるさと納税」が挙げられるでしょう。楽天市場での買い物と同様に、ふるさと納税でも「楽天スーパーセール」や「楽天お買い物マラソン」が適用されるため、最大還元率が30%と圧倒的に高くなっています。

また「さとふる」では2021年11月28日まで、PayPayと連動したポイントキャンペーンを行っており、PayPayでの支払いで最大5%のPayPayボーナスが付与されます(ワイモバイルのスマートフォンユーザー、ならびにYahoo!プレミアム会員は最大8%、ソフトバンクのスマートフォンユーザーは最大15%)。

このようにうまくサービスやキャンペーンを活用すれば、ふるさと納税での返礼品に加え、ポイントもゲットできるというわけです。

確定申告は忘れずに

ただし、せっかくお得を享受できても、確定申告の手続きを失念してしまうと、予想外の出費が発生してしまうことになります。

ふるさと納税による控除を受けるためには確定申告が必要です。確定申告の期間は2月16日~3月15日と定められています。期間内に手続きできるようにしましょう。また、ワンストップ特例制度を利用して控除を受ける方法もあります。

お手続きの方法について、詳しくは総務省のふるさと納税ポータルサイトに掲載されています。所得税の還付を受ける、もしくは住民税の控除を受けるなどそれぞれご家庭の状況に応じてお手続きをされると良いですね。