映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(12月30日公開)の完成報告会見が24日に都内で行われ、 松本潤、香川照之、杉咲花、木村ひさし監督が登場した。

  • 左から香川照之、松本潤、杉咲花

    左から香川照之、松本潤、杉咲花

同作はTBSテレビで2016年、2018年に放送され人気を博した松本主演の連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化作。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントで、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビがスクリーンに登場し、新たなヒロインとして杉咲花扮する新米弁護士・河野穂乃果も加わる。

同作に初参加となった杉咲について、松本は「2人で関係性を作っていくシーンから撮影を始められたので、役をつかむスピードや、振りきってお芝居される杉咲さんの演技を間近で見て『この人はすごいなあ』と思っていました。もうあっという間に役をつかんで、『99.9』の世界観に馴染んで入っていました」と絶賛する。

また香川は「以前から『MOZU』という作品で親子役をやらせていただいた杉咲さんが大きく成長されて。木村さんの中では1作目の榮倉奈々さん、2作目の木村文乃さんの仕上げっぷりよりも遥かに仕上げてやろうというものを感じました。今まで調味料おおさじ1くらいのところをおおさじ3くらい入れる。(杉咲も)『できません』とおっしゃってもいいのに、できちゃうんですよね」と表現する。さらに香川は「朝ドラがクランクアップしてから、1週間も経たないうちにこの作品の撮影だったんですよね」と明かし、「朝ドラであれだけの役をやって、1週間後くらいにこれをやれと言われたら、僕だったら怒ります。それくらいの対極に振るやり方で」と苦笑した。

木村監督は杉咲の濃いキャラクターについて「積み重ねができないので、最初からベタ踏みですよね」と説明し、出来栄えは「120%です」と太鼓判。杉咲が「皆様もそうされてるので、必死でした。食らいついていかないとと思って」と振り返ると、松本は「気がついたら先に行っちゃってたんじゃないかなというくらい。すごいスピードでスタートダッシュをかけてましたね」と表していた。