俳優の綾野剛が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『アバランチ』(毎週月曜22:00~)の第5話がきょう15日に放送されるのを前に、コメントを寄せた。

  • 綾野剛=カンテレ提供

物語の第1部が完結する第5話は、羽生(綾野)や山守(木村佳乃)の過去とアバランチ誕生の秘密を描いた“エピソードゼロ”で、第1話に続いて再び藤井道人監督が手掛ける回となる。

このドラマの制作開始前から藤井監督と、「必ず人の心の深淵に響くものを作ろう。僕たちが与えられたスキームや環境の中で諦めず出来る最大限のことを、演出に携わる各部署の力と、役を生きる俳優部の力を駆使して必ず作ろう」と約束していたことを明かした綾野。撮影を振り返ると共に出来上がった作品を鑑賞して、「最大限やり切れましたし、それぞれがそれぞれの約束を果たせたかなと思っています」と手応えを語った。

第4話までの謎が明らかになる回で、国側との戦いが激化していく第2部に向けても重要な分岐点となる回でもあり、何よりも綾野自身「本当に届けたかったものが全て詰まった」と語るように、単話の物語としても「人の心の深淵に響く」回となることを予告している。

■綾野剛
必ず人の心の深淵に響くものを作ろう。僕たちが与えられたスキームや環境の中で諦めず出来る最大限のことを、演出に携わる各部署の力と、役を生きる俳優部の力を駆使して必ず作ろう。このドラマを始める前に、藤井道人監督とそう約束したことから、このエピソードゼロが生まれました。そういった意味で、最大限やり切れましたし、それぞれがそれぞれの約束を果たせたと思います。
第1話からこれまで積み上げてきたこと全てが第5話、さらにはラスト1分に結集されて第1部が完結し、少しの休憩もなく、第2部・戦争編が始まります。少しずつ間違いなく雪崩は起き始めていて、世界は傾きつつあるなかで、その雪崩や傾きがどこに向かうのか。この作品の情報解禁時のコメントで、「人は、180度変わる必要はない。360度見渡す必要もない。たった1度だけ角度を変える勇気を持てば、世界は大きく動きだす」という言葉の通り、第5話エピソードゼロは、世界が大きく動き出す第1部最後の狼煙(のろし)を上げる瞬間を見届けていただける回となっています。
第4話で「もう戻れないぞ」と羽生の言葉にあった通り、それは過去との決別だけではなく、未来を生き抜き見届けるために。
第1部で本当に届けたかったものが全て詰まった第5話、ぜひご期待ください。受け止めてくださることを真に願っております。