体育祭や文化祭と一口に言っても、学校によってさまざまな特色があります。学校によっては、伝統的な競技があったり、一風変わったプログラムを行うところも。

「男子校エッセイ」と題した漫画をSNSに投稿している、CMプランナーのコンテくん(@conte_kun)の漫画が話題になっています。

男子校エッセイ「体育祭のリレー」
#エッセイ漫画 #男子校エッセイ(@conte_kunより引用)

  • (@conte_kunより引用)

体育祭のリレーと言えば花形種目ですが、コンテくんが通った男子校で行われていたリレーは「学年によって見所が変わる」そう。中学はガチ勝負、高校生になると観客を楽しませる方向にシフトしていったそうです。仮装をしたり、バトンが野菜になったり、カオスすぎてツッコミが追い付きません。

なんだか楽しそうなこの漫画に、「男子校、、めっちゃ楽しそうですやん」「うらやましすぎる」「楽しそうwww」とうらやむコメントも寄せられています。また男子校に通っていたと思われる方からは、「うちの高校かよ」「どこの世界でも同じで草」という共感の声もありました。

男子校に通っていた人には懐かしく、通っていない人にとって知らない世界を覗く気分になれそうな「男子校エッセイ」、投稿しているコンテくんにお話を伺いました。

「男子校エッセイ」投稿者に聞いてみた!

――「男子校エッセイ」はTwitterとInstagramで1年以上投稿を続けられています。投稿を始めるきっかけを教えていただけますでしょうか。

漫画自体を描き始めたのが2020年4月からで、オンラインのマンガ学校に通いながら学んでいました。そこで知り合った方々に「コンテくんの男子校での生活を知りたいです!」と言われたんです。

僕にとって男子校での生活は日常の一部だったので「当たり前のことを描いて楽しくなるのかな……」と思いつつ描いていたら、「その日常、結構非日常ですよ……!」と様々な反応や反響を頂きまして……(笑)。そこから自分自身昔を思い出すのが楽しくなってきちゃって、いまではライフワークのようにゆるーく描いていますね。

――体育祭で印象的だった種目はありますか?

体育祭は、例えば応援合戦でチアボーイをすることもあれば、仮装合戦でコスプレしたりコントをしたりととても自由な感じでした。個人的に印象が強かったのは「背中渡り」ですね。一人の乗り手が、馬跳びの土台のような姿勢になった仲間の背中を走っていくクラス対抗競技なのですが、僕は身長が低く体重も軽かったので(当時156cm42kg)、そんなに運動神経が良くないのに乗り手になったことがありました。でも頑張って練習して学年で1位になりました(笑)。

体型的にあまり体育祭に良い思い出がなかったのですが、クラスのみんなに褒められて……人生で一番輝いた瞬間かもしれません(笑)。いつか漫画に描こうと思います。

――「男子校エッセイ」シリーズ、男子校出身の方からは共感を、またそうでない方からも「楽しそう」と反響が寄せられています。

男子校出身の方々にも共感されつつ、意外に女子校の方々からの共感も多いですね(笑)。異性がおらず同性だけに囲まれた環境に同じシンパシーを感じてくれてるみたいです。

でも何より僕の漫画を読んでくれている当時の同級生が「お前の漫画を読んでると昔を思い出せてめっちゃ懐かしいし、めっちゃ楽しい」と言ってくれたのがなにより嬉しいですね。元々コロナ禍の自粛期間中で空いた時間に描き始めた男子校エッセイでしたが、これからも(ネタがきれない限りは)描いていきたいです。そしてコロナで母校の忘年会とかがなくなっていたので、またみんなと久しぶりに会えた時に「いまこういう漫画描いてるんだー」と伝えたいですね。


コンテくんのTwitterやInstagramでは「男子校エッセイ」だけでなく、CMプランナーとして働く日常を描いた漫画なども投稿されています。これからもどんな「男子校エピソード」が出てくるか、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。