俳優の小出恵介が4日、都内で行われた主演舞台『群盗』の制作発表に出席した。

  • 小出恵介

小出は、2017年に未成年との飲酒などが報じられ、無期限活動停止に。その後、2018年10月より米ニューヨークで演技について学び、昨年8月に日本での活動再開を発表。今年6月に公開された映画『女たち』で日本映画復帰を果たし、7月にABEMAオリジナルドラマ『酒癖50』で4年ぶりにドラマ出演を果たした。

この日、騒動後初の公の場に登場した小出。本作が舞台復帰作となるが、「6年ぶりの舞台をやらせていただくことになりました。いろいろな経験がありましたけど、再びこうやって皆様の前に立てることを非常にうれしく感慨深く思っています。真摯な気持ちで臨みたいと思っています」と語り、「こういう場所に立たせていただけていることは奇跡のようだと思っています」とも話した。

フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲第一作目となる『群盗』は「疾風怒涛時代」と言われる18世紀後半にドイツで起こった革新的な文学運動の代表作と言われる。初演時には、観客に熱烈な支持で迎えられ、失神者まででたという本作のテーマを、いつの時代でも変わらない普遍なものとし、家族の関係、兄弟の関係、恋愛をベースに物語をわかりやすく描く。

『群盗』は、2022年2月18日~27日に富士見市民文化会館キラリ☆ふじみにて上演。制作発表には、演出の小栗了氏、オーディションにてヒロイン役に選出された池田朱那、物語の鍵を握る主人公の弟・フランツ役に決定した新里宏太も出席した。