ここまで豊島竜王は1勝2敗、永瀬王座は1勝0敗の成績

第71期ALSOK杯王将戦(主催:スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社)の挑戦者決定リーグ、▲永瀬拓矢王座(1勝0敗)-△豊島将之竜王(1勝2敗)戦が10月26日に東京・将棋会館で行われています。前期はプレーオフで対決した両者の一戦です。


第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ表

前期王将リーグでは5勝1敗の成績で並んだ両者。挑戦権をかけたプレーオフでは永瀬王座が勝利を収めています。

今期はすでに2敗を喫している豊島竜王。広瀬章人八段に敗れた後、糸谷哲郎八段に勝利したものの、羽生善治九段に敗れています。

永瀬王座は羽生九段に勝利して、この対局がリーグ2戦目となります。

過去の両者の対戦成績は豊島竜王の8勝、永瀬王座も8勝と全くの互角。その他にも第5期叡王戦七番勝負での2持将棋が記録されています。直近の対局は10月19日に行われたA級順位戦で、豊島竜王が勝利しています。

10時に始まった対局の戦型は相掛かり。ここ最近両者がよく用いている上に、藤井聡太三冠も得意としているため、大舞台で見かけることが多い戦型です。

今期の王将リーグは、無敗が2勝0敗の藤井三冠と1勝0敗の永瀬王座。1敗が3勝1敗の羽生九段と1勝1敗の近藤誠也七段という状況です。すでに2敗してしまっている豊島竜王は、3敗目を喫すると挑戦が絶望的になるばかりか、降級の危機に直面してしまいます。

持ち時間が4時間の本局は本日夕方から夜の決着見込みです。

前期はプレーオフで挑戦権を争った永瀬王座(左)と豊島竜王
前期はプレーオフで挑戦権を争った永瀬王座(左)と豊島竜王