中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう12日に放送。ゲストに、岸谷五朗と土屋アンナが出演する。

  • 上半身裸の店主=中京テレビ提供

神奈川の温泉地・湯河原町で年配の仲良し夫婦が営む老舗中華料理店の名物は「たんたん焼きそば 揚げ麺」。1.5kgと特大ボリュームながら、650円と驚きの低価格で、麺を覆いつくすほどのたっぷりの野菜が使われている。妻が「麺が見えたら恥ずかしいからね」と言うと、夫も「お風呂から出てお尻出してるみたいでヤダよ」と続ける。このメニューだけでなく、タンメンなど他の麺類も麺を野菜で隠してしまう。一番隠れないのが「ラーメン」(350円)で、海苔やチャーシュー、なると、メンマ、ネギといった具が載っているものの、店主いわく「麺 見え見え」なのだという。

結婚して52年になるという店主夫妻は「何でも一緒に2人」でするというほどの仲の良さ。店の閉店後、スタッフにごはんをごちそうしてくれる2人。リラックスモードの夫は終始上半身裸で、妻がシャツを差し出すも着ようとしない。恥ずかしがるのは麺の裸だけのようだ。

本格的な江戸前寿司を提供する、栃木・宇都宮の大衆割烹店で客がこぞって注文するのは「上握り寿司定食」。ヒラメやネギトロ、いくら、生シラスなど豪華なネタに加えて、なんと本マグロの中トロ、赤身の寿司まで載る。計10貫以上と量も大満足で、さらには小鉢にミニうどん、フルーツがついて、値段は600円と破格の安さ。時には大トロの握りを2貫も入れてしまうが、それでも値段は変わらず600円だ。

「(トロは)絶対に入れます! 入れないと寿司になんないんで」と話す男性店主。「まぐろ握り8貫」(600円)は、メニューに“トロ”の表記がないため赤身だけかと思いきや、「赤身8貫でも満足すると思う。でも中トロを入れる」と、中トロを2貫も入れる。

店員が「出れば出るだけ赤字になる」と心配するほどの安さだが、店主は量を減らしたり値上げすることは絶対にしないという。以前、値上げをしようと思ったときに「このお寿司が美味しいから」と600円を握りしめて店に来たおばあちゃんに会ってから、その決意は揺らがないのだそうだ。

神奈川・真鶴町で69歳の女性店主が1人で営むイタリアンレストランは、ビュッフェスタイルで次から次へと料理を作り続け、その種類は20種類以上と盛りだくさん。メニューも、国産牛モモ肉を使ったローストビーフや、ベシャメルソースから手作りのグラタン、粉を練って焼いたパンとかなり本格的だが、いくら食べても1,000円とリーズナブルだ。そして、メニューは全て独学。あらゆる百科事典を読みこんで勉強したそうだが、そんな店主の作る料理は客から「めちゃめちゃうまいよね」と大評判で、幅広い世代が店を訪れている。

お店は相模湾を一望できる抜群のロケーションで、客は写真に収めようとするも、逆光で撮影することができない。スタッフも逆光に苦戦し、店主の顔も料理も全て真っ暗。そこで雨の日に改めて撮影を試みるもやはりきれいに映らず、プロのカメラマンの手を借りて、ようやくきちんと映像を撮ることに成功する。