コロナ禍でオンライン面接が進んでいるとはいえ、身だしなみを整えたり、最終面接は対面だったりと、スーツや靴を買い揃えたり、交通費がかかったり……。お財布事情が厳しめの就活生は、クレジットカードを上手く活用し、お得を享受することも検討してみましょう。そこで本記事では、就活生におすすめのクレジットカードを3つ厳選して紹介します。

ポイントがたまる『三井住友カード デビュープラス(学生)』

三井住友カード デビュープラス(学生)は、18歳~25歳の学生に限定されたクレジットカードです。カード名に「デビュー」とあるように、安全面・利便性面・お得面のすべてで初めて持つのにおすすめの一枚です。

安全面では、カード番号・有効期限などがカード券面に印字されておらず、スキミング防止に配慮されています。タッチ決済ができるため暗証番号を盗み取られる不安もなく、また利便性もいいですね。

カード利用額に応じて付与されるVポイントは、200円(税込)につき2ポイント(1%)、さらに入会後3カ月間の利用では200円(税込)につき5ポイント(2.5%)とお得です。スーツや靴、カバンなどを買い揃えることが必要な就活生は、このポイント制度を上手く活用するといいでしょう。

初年度年会費が無料なのもおすすめのポイントです。2年目からは通常 1,375円(税込)がかかりますが、前年度に1度でもカードを利用している場合は無料になります。

なお、三井住友カード デビュープラス(学生)は学生専用のカードであるため、無事に卒業し、社会人になった場合は別カードへの切り替えが必要です。

たとえば「三井住友カード(NL)」へ切り替えれば、年会費は永年無料です。ポイント還元率は0.5%に下がりますが、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンおよびマクドナルドで利用すると、通常ポイントに2%のポイントが加算されます。また、SBI証券の投資信託を同カード決済で積立することもでき、積立額の0.5%のVポイントが毎月付与されます。社会人になった後の資産形成にも役立てることができそうです。

もちろん、これまでためていたポイントは、切り替え後のカードにそのまま移行されますので安心です。

39歳までずっとお得を享受できる『JCB CARD W』

JCB CARD WはJCBが発行する、39歳以下の人かつWEB入会限定のクレジットカードです。カードの利用有無にかかわらず年会費がずっと無料なのが一番のおすすめポイントです。

また、ポイント還元率は1%と高め。加えてJCBオリジナルシリーズパートナーと呼ばれる提携店で利用するとさらにポイントがアップします。たとえば、スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージすると還元率が5.5%にアップします。他にもセブンイレブンやAmazonでの利用で2%になるなど、就活の合間に立ち寄ったり、就活アイテムを買ったりと、頻繁に利用しそうな店舗でポイントが多くたまるのは嬉しいですね。

Apple PayやGoogle Payと連携することもでき、カードを持ち歩く必要がないのも便利です。39歳までずっと使い続けることができますので、社会人になってからでも安心して利用できます。

JR線利用の多い人におすすめ『ビックカメラSuicaカード』

就活時の移動で新幹線をはじめJR線をよく使う人には「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。JR東日本系列の(株)ビューカードが発行する多機能クレジットカードで、ビックポイントカード、Suica、JREポイントカードが一枚にまとまっています。

普段の買い物などでポイントがたまるのはもちろん、Suicaへのオートチャージ・モバイルSuicaへのチャージをすると1.5%、えきねっと(JR東日本)を使ってJRの切符を予約すれば3%のポイント還元率となります。

ビックカメラ(コジマ、ソフマップを含む)での買い物時にチャージしたSuicaで決済すれば11.5%(クレジットカード決済の場合10%)とさらにお得です。就活が終わって新生活が始まる際に家電製品等の買い物が必要になることも考えられますから、持っていて損はないでしょう。なお、ポイントはJRE POINTとビックポイントに分けて付与されますが、JRE POINTをビックポイントに交換、またその逆への交換もできるため必要性に合わせてポイントを利用できます。

クレジットカードの年会費は初年度無料、2年目からは前年度に1度でもカードを利用している場合は無料(通常524円(税込))になるのも安心です。

JR東日本圏外の人にはメリットが少し劣りますが、ビックカメラやコンビニなどでSuicaを使うことを考えると利用価値は大きいでしょう。

自分の利用シーンに合わせてお得なクレジットカードを選ぼう

今回、就活生のおすすめのクレジットカードを3種紹介しましたが、利用シーンによってはここで紹介した以外のクレジットカードがより適する場合もあります。たとえば、飛行機をよく利用する人はマイルがたまりやすい航空会社系のカードが適しているかもしれません。就活中の今だけでなく、就職して社会人になった後の使い勝手も考えながらお得な1枚を選ぶようにしてください。