ポイントが貯まるから、割引が受けられるから……日頃、さまざまな目的で使っているクレジットカードですが、限られた人しか持てない、ホルダーというだけでステータスとなるような、最高級カードの世界があるのをご存じでしょうか?

今回は、キャッシュレス情報メディア「大人のクレジットカード」編集長・池田星太さんに、通常の申し込みでは発行できない、インビテーション必須のクレジットカードを紹介してもらいました。

  • 年会費35万円のカードも! インビ必須・最高級クレジットカードの世界

監修:池田星太

株式会社Nobol代表。「大人のクレジットカード」編集長、キャッシュレス・クレジットカード専門家。一般カードからゴールドカード、ブラックカードまで幅広く利用し、取材などを通じて、利用者に役立つ情報をメディア・雑誌で発信中。

JCB THE CLASS / 年会費5万円

日本が誇る国際ブランド、ジェーシービーが発行するクレジットカードの中で最高ランクに位置するのがこのカード。JCBプラチナカードの上位に位置することから、ブラックカードに相当するカードと言えます。

注目すべき点は「JCBメンバーズ・セレクション」と呼ばれるサービス。年に1回、2万円~3万円相当の商品をカタログから選ぶことができるので、これだけでも年会費の元をかなりとることができます。

またディズニーリゾートやUSJでは、JCB専用ラウンジを利用でき、対象のアトラクションでは優先的に入場できる特典もあります。

以前はディズニーランドにある会員制のレストラン「クラブ33」を利用できるということで注目を集めていましたが、現在はそのサービスが終了しており、少し残念な点ではあります。しかし、混雑するパーク内のラウンジでゆっくり休めるのはザ・クラスならではの特権です。

インビテーションを受けるためには数百万円単位の決済が必要になると言われており、取得難易度はそれなりに高いと言えます。とはいえ、インビテーションが必要なハイエンドクレジットカードの中で、年会費5万円というのはかなりお得な水準ではないでしょうか。

ダイナースクラブ プレミアムカード / 年会費13万円

ダイナースクラブの上位カードとして位置するプレミアムカードも、インビテーションでしか持つことができないカードです。

ダイナースクラブと聞くと使えない店が多いのでは?というイメージもありますが、国内ではJCBとの提携により、JCBが使える店舗でも利用可能です。

ダイナースとはもともと「食事をする人」という言葉が由来となっています。名前にある通り、レストランなど食事系のサービスに力をいれており、対象レストランの所定のコース料金が1名分無料になる「エグゼクティブダイニング」、人気のレストランで直前のキャンセルが出た場合に予約が可能となる「ごひいき予約」などのサービスを提供しています。

さらに2018年からはコンパニオンカードとして、TRUST CLUB ワールドエリートカード(国際ブランド:マスターカード)が無料付帯となり、実質的に3つの国際ブランドの加盟店で利用できる使い勝手のよいカードになりました。

TRUST CLUBワールドエリートカードカードは、マスターカードの最高ステータスの特典を利用することができますので、この1枚でダイナースクラブとマスターカードの最高ランクのサービスを同時に手にすることができます。

ダイナースクラブカードといえば、一般カードでもステータスカードと言われているので、プレミアムカードはそれ以上のステータスがあり、いつかは持ちたい憧れのカードです。

ラグジュアリーカード(ゴールドカード) / 年会費20万円

ラグジュアリーカードは2016年に発行が開始したクレジットカードで、チタンカード、ブラックカード、ゴールドカード(ゴールドカードが最上位)の3券種が発行されています。このうちゴールドカードのみがインビテーションのみとなっており、その年会費も20万円と他社のカードを凌ぐ年会費となっています。

国際ブランドはマスターカードとなっており、マスターカードの最上位であるワールドエリートクラスの特典が受けられます。ラグジュアリーカード独自の特典も充実しており、このカードでしか受けられないサービスも多くあります。

なかでも定期的に開催されているソーシャルアワーと呼ばれるイベントは、都心の一流ホテルのバーで、会費3,000円程度で高級ワインやフィンガーフードを楽しめるとあり、人気を集めています。

コンシェルジュサービスで予約の取りにくいレストランの予約も可能で、対象のレストランであれば、片道の送迎をしてくれるリムジンつきなど、なにかと非日常感が味わえるVIPなカードとなっています。

個人向けであれば、ゴールドカードはインビテーションのみとなっていますが、実は法人向けであれば、ゴールドカードは直接申し込むこともできます。

券面は金属製のカードに24金のコーティングがなされており、持っだけでわかる重厚感のある感触が特徴的です。見た目だけでも非常にインパクトがあり所有感や優越感も感じられる、まさに「ラグジュアリー」な1枚となっています。

アメックス・センチュリオン / 年会費35万円、入会金50万円

アメリカン・エキスプレスの中でも、本当に選ばれた人にしか招待が来ないと言われているのが、いわゆる「アメックスのブラックカード」と呼ばれている、アメリカン・エキスプレス・カード・センチュリオンです(以下、センチュリオンカード)。

センチュリオンカードは、ほかのクレジットカードと比べるとすべてが別格で、間違いなく世界最高峰のクレジットカードと言っていいと思います。会員ごとのパーソナルコンシェルジュや、ホテルや航空券のアップグレードなど、他では得られない最高級なサービスが受けられます。

そして、審査基準は一切公開されていません。アメックスの社員の方に話を聞いたときも、ほとんどの社員は何も知らないと言っていたほど。入会金は35万円、年会費は50万円とずば抜けています。ごく一部の人しか手にすることができない、まさに謎の多い幻のカードです。


持っているだけで、周囲から一目置かれる最高級クレジットカードですが、年会費や特典内容にはそれぞれに違いがあります。いつかホルダーとなる日を夢見て、自分だったらどのカードがふさわしいだろう……と思いをはせてみてもいいかもしれません。

※年会費はいずれも税別