女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』season21(14日スタート 毎週木曜20:00～)が、漫画家・吉住渉氏により初の少女漫画化。このたび番組公式Twitterアカウントで公開された。
沢口靖子主演『科捜研の女』を吉住渉氏が少女漫画化＝テレビ朝日提供
同作は1999年の放送開始から根強い人気を誇り、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズ。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)が科学的な見地から事件の真相解明に挑む姿を描く科学ミステリードラマとなっている。今年はシリーズの集大成ともいえる『科捜研の女 -劇場版-』が公開され、第1話には劇場版に続きマリコの元夫の倉橋拓也(渡辺いっけい）が登場。土門薫刑事(内藤剛志)とどんな対決が繰り広げられるのか注目を集めている。
このたび少女漫画として描かれるのは、『Season21』第1話をデフォルメした物語。マリコに東京への異動話が浮上するところから始まり、究極の選択に思い悩むマリコの心情やそれを複雑な思いで見つめる土門の様子が繊細なタッチで丁寧に綴られていく。科捜研メンバーの紹介もされており、番組の「入門書」としても楽しめる。
少女漫画版はマリコの同僚・涌田亜美(山本ひかる)の視点で展開。いつもと様子の違うマリコを心配していると、東京への異動話が持ち上がっていると知り、仕事仲間の橋口呂太(渡部秀)や蒲原勇樹刑事(石井一彰)を巻き込んで大騒ぎ。蒲原は土門薫刑事(内藤剛志)のもとに駆けつけ、マリコの件をこのまま黙っているのか思わず問い詰める。その後マリコのもとに土門と倉橋が現れ、マリコをめぐる2人の思いは……という、恋愛要素120％増のストーリーがが繰り広げられる。
漫画を担当したのは『ママレード・ボーイ』、『ハンサムな彼女』、『ウルトラマニアック』など数多くのヒット作を生み出してきた吉住氏。現在執筆中の『キャラメル シナモン ポップコーン』でも大きな話題を集めている吉住氏が『科捜研の女』をどのように少女漫画の世界にアレンジしているのか注目だ。
