コント日本一を決める『キングオブコント2021』が、2日(19:00～)にTBSで生放送される。昨年の大会で準優勝しブレイクを果たし、2年連続で決勝進出を決めたニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)に意気込みを聞いた。

  • ニューヨークの嶋佐和也(左)と屋敷裕政

優勝以外の結果だと前回よりも下がってしまうため、出場するか迷ったという2人。屋敷は「『優勝しかないやん』というのが引っかかっていました。次、もっと機嫌よく終わるためには、余白があと1個しかない。それがしんどいなってずっと思っていたんですけど、今年はルールが変わったり、即席ユニットが出られるとか、お祭り感がある。霜降り明星とかも出ていて、なんか楽しそうやなと思っちゃいましたね」と出場を決めた思いを明かし、「決勝に行けてホッとしています。あとはもう1回、決勝でハネたいですね」と語った。

嶋佐は「去年、準優勝させてもらったので、また出るか考えたときもあったんですけど、もう1回頑張ってやったら決勝に行けるんじゃないかと思ってエントリーしました」と説明し、決勝進出が決まり「出てよかった。決勝が楽しみです」と心境を告白。屋敷も「今はもう決勝が楽しみです。もし出てなくてこの決勝のメンツ見たら、ちょっとヤキモチ焼いていたかもしれないです。『なんて楽しそうな決勝なんだ』って」とうれしそうに話した。

昨年からレベルアップした点を尋ねると、「去年の2つと全然違うタイプのネタを見せられるなと。勝つためにあえて変えたわけではなく、やりたいネタがその2つでした」と答え、嶋佐は「個人的にですけど、髪型はだいぶ変わった。松本(人志)さんとまったく同じ髪型にしたので、気合が入っています(笑)」と髪型の変化をアピール。この髪型にして初の賞レースだそうで、屋敷も「さすがにちょっとは点数上がるやろ(笑)」と期待した。

昨年、準優勝してからテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。屋敷は「『キングオブコント』準優勝してからめちゃくちゃ変わった感じがしたので、『キングオブコント』さまさまやと思っています」と感謝。嶋佐も「恩恵はすごく受けた。準優勝したことによっていろんな仕事をいただけるようになった」と言い、「今回は自分たちが面白いと思うネタを決勝の舞台で披露し、たくさんの人に見てもらいたい」と語った。

もちろん優勝を目指しているものの、よく劇場で共演している顔ぶれがそろった決勝をとにかく楽しみたいという。屋敷は「こんな気心知れた人たちと戦う賞レースはもうないやろなと思うとすごく楽しみです。みんなそれぞれウケて、俺らが勝ちゃいいなとは思いますけど(笑)」とコメント。嶋佐も「本当に楽しみです。せっかくなんで優勝してみたいなって感じです。優勝したり賞金をもらったりする感覚ってどんな感じなんだろうって思うので、運よく味わえたらなと思います」と同じ思いだ。

TBSでは今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2021』(14:00～21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2021』が放送される。14回目となる今大会から即席ユニットの参加が可能に。また、松本人志以外の審査員を一新。新審査員4人は『お笑いの日』として放送される4番組『お笑いミクスチャーフェス』『ソウドリ』『ザ・ベストワン』『キングオブコント2021』で1人ずつ発表される。

決勝進出を果たしたのは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリーの10組(※50音順)。エントリー総数3,015組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1,000万円を手にするのはどの組か。