和上ホールディングスは9月27日、「コロナ禍のお金の悩みへの対策方法」に関する調査結果を発表した。調査は9月15~16日、ファイナンシャルプランナー1,024人を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「コロナ禍でどのような相談が増えていますか(上位3つ迄)」と聞くと、「家計費」(44.4%、「住宅などのローン」(40.2%)、「保険の見直し」(28.9%)、「投資などの資産運用」(27.1%)、「教育費」(24.2%)、「貯蓄」(14.6%)、「節税」(11.4%)となった。

  • コロナ禍でどのような相談が増えていますか(上位3つ迄)

次に、「資産形成として投資するのは、"あり"ですか? "なし"ですか?」と聞いたところ、「あり」(89.3%)、「なし」(10.7%)という結果だった。

そして、「あり」と答えた回答者に、「コロナ禍で投資を始めるなら、どのような投資にすべきですか」と聞くと、「ハイリスク・ハイリターンな投資」(19.4%)、「ミドルリスク・ミドルリターンな投資」(51.2%)、「ローリスク・ローリターンな投資」(27.7%)となっている。

  • 資産形成として投資するのは、"あり"ですか? "なし"ですか?/コロナ禍で投資を始めるなら、どのような投資にすべきですか

さらに、「コロナ禍でリスクが少ないのは、どのような投資だと思いますか」と尋ねると、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」(47.8%)、「国債」(38.0%)、「不動産投資信託(J-REIT)」(18.8%)、「金(きん)」(17.8%)、「太陽光発電投資(自家消費型、投資型)」(11.3%)だった。

  • コロナ禍でリスクが少ないのは、どのような投資だと思いますか

なお、具体的なコメントでは、「iDeco及びJ-REITについては投資対象によってリスクが異なるが、いずれの投資についてもローリスクローリターンの投資商品」(30代/東京都)、「国債はリターンこそ少ないがリスクは少ない。iDeCo、NISAは運用先ファンドを自ら選択することでリスクヘッジできる」(30代/福岡県)、「国債は日本政府が発行しているから。不動産投資信託は商品を選べば分散投資ができるから」(40代/沖縄県)などのコメントが寄せられている。