ロイヤリティマーケティングは9月15日、「2050年までの金融・経済予測調査」の結果を発表した。調査は2026年7月8日~7月15日、金融資産1億円以上(不動産資産を除く金融資産のうち、預貯金が50%以下)の1,000名を対象にインターネットで行われた。

2050年の日経平均株価「10万円以上」予想は4割超

今後の日経平均株価の予想について聞いたところ、2026年末では「7万円未満」が46.9%、「7万円以上10万円未満」が49.0%となり、「10万円以上」は4.1%にとどまった。一方、予想年が先になるほど「10万円以上」の割合が高まり、2030年では26.4%、2040年では37.9%、2050年では44.8%となった。2050年は半数近くが、日経平均株価が10万円以上に到達すると予想する結果となった。

  • 今後の日経平均株価

    今後の日経平均株価

2050年の価格水準「2倍以上」予想、全世界株式では5割超

米国株式(S&P500)と全世界株式について、今後の価格水準の予想を聴取した。2050年時点の予想価格について、現在価格に対する倍率を算出して比較したところ、S&P500では「1倍以上1.5倍未満」が37.3%と最も高かった。また、「2倍以上」(「2倍以上3倍未満」「3倍以上」の合計)を予想した人は33.3%となった。全世界株式では「3倍以上」が27.1%と最も高く、「2倍以上3倍未満」の24.9%を合わせると、「2倍以上」を予想した人は52.0%と過半数を占めた。

S&P500の予想年ごとの価格を見ると、2026年末では「700USD未満」が58.7%と半数以上となり、「700USD以上1,000USD未満」が32.8%、「1,000USD以上3,000USD未満」は5.1%、「3,000USD以上」は3.4%にとどまった。その後は、より高い水準を予想する割合が増え、2030年には「1,000USD以上」(「1,000USD以上3,000USD未満」「3,000USD以上」の合計)が28.4%、2040年は36.9%、2050年には44.7%となった。

全世界株式の予想年ごとの価格を見ると、2026年末では「200USD以上」(「200USD以上650USD未満」「650USD以上」の合計)が21.0%だったが、2027年末には45.9%、2028年末には64.2%、2029年末には71.8%まで上昇した。2030年以降は75%超で推移し、そのうち「650USD以上」は2030年の5.6%から、2040年には12.1%、2050年には22.0%まで高まった。

  • 今後のS&P500と全世界株式の価格について|現在と2050年予想の比較

    今後のS&P500と全世界株式の価格について|現在と2050年予想の比較

  • 今後のS&P500の価格予想

    今後のS&P500の価格予想

  • 今後の全世界株式の価格予想

    今後の全世界株式の価格予想

ビットコインとゴールドで2050年の価格予想が分かれる

ビットコインとゴールドについて、今後の予想価格を聴取した。2050年時点の予想価格について、現在価格に対する倍率を算出して比較したところ、ビットコインは「1倍未満」が59.1%と最も高かった。ゴールドは「1.5倍以上2倍未満」が28.3%と最も高い。また、「2倍以上」(「2倍以上3倍未満」「3倍以上」の合計)を予想した人は35.3%となった。

ビットコインの予想年ごとの価格を見ると、2026年末では「500万円以上1,000万円未満」が74.7%を占め、「1,000万円以上」(「1,000万円以上2,000万円未満」「2,000万円以上」の合計)は16.1%となった。その後は「1,000万円以上」の割合が徐々に高まり、2030年には37.9%、2040年には39.5%、2050年には40.9%となった。一方、「500万円未満」も2030年は10.9%、2040年は13.1%、2050年は15.6%と増加した。年々、「1,000万円以上」の割合が高まる一方で、「500万円未満」も割合は小さいものの上昇傾向となった。

ゴールドの予想年ごとの価格を見ると、2026年末では「2万円以上3万円未満」が76.0%と最も高かった。その後は「3万円以上」(「3万円以上6万円未満」「6万円以上」の合計)を予想する割合が高まり、2029年末には51.3%と半数を超えた。2050年には「3万円以上6万円未満」が39.8%、「6万円以上」が23.8%となり、合わせると「3万円以上」を予想した人は63.6%を占めた。

  • 今後のビットコインとゴールドの価格について|現在と2050年予想の比較

    今後のビットコインとゴールドの価格について|現在と2050年予想の比較

  • 今後のビットコインの取引価格の予想

    今後のビットコインの取引価格の予想

  • 今後のゴールドの価格の予想

    今後のゴールドの価格の予想

2050年のドル円予想「150円未満」「170円以上」がともに3割超

今後のドル円相場について予想を聞いたところ、2026年末では「150円以上170円未満」が85.7%と多数を占めた。その後、予想年が先になるにつれて割合は低下し、2050年には29.6%となった。

「170円以上」(「170円以上200円未満」「200円以上」の合計)を予想する割合は、2029年末に30%を超え、以降増加を続け、2050年には37.1%となった。一方、「150円未満」(「130円未満」「130円以上150円未満」の合計)は、2029年末の22.8%から、2050年には33.3%と増加した。予想年が先になるにつれて、現在と比較して円安・円高に分かれていく傾向が見られた。

  • 今後のドル円相場の予想

    今後のドル円相場の予想

2050年のフラット35の金利、約半数が「4.0%以上」と予想

今後のフラット35の金利について予想を聞いたところ、2026年末では「3.0%以上4.0%未満」が77.9%と多数を占めた。その後、予想年が先になるにつれて割合は徐々に低下し、2050年では35.4%となった。

「4.0%以上」(「4.0%以上5.0%未満」「5.0%以上」の合計)を予想する割合は、2026年末の4.1%から上昇傾向が続き、2050年には49.3%まで増加した。約半数が2050年には4.0%以上になると予想する結果となった。

  • 今後のフラット35の金利の予想

    今後のフラット35の金利の予想

2050年までの上昇期待は「日本株」が6割超でトップ

今後の資産クラス(投資対象となる資産の種類や分類)について、2050年までの上昇期待と投資・保有に対するリスク認知を聴取した。上昇を期待する割合は「日本株」が最も高く65.5%、次いで「米国株」が53.7%、「全世界株式」が44.6%となった。中でも「全世界株式」は、上昇期待が高い一方で、リスクを認識する割合は11.5%と低かった。「ビットコイン・暗号資産」(リスク:37.9%、期待:9.0%)と「中国株」(リスク:40.7%、期待:6.6%)はリスクがあると認識する割合が約4割となったのに対し、上昇を期待する割合は1割以下となった。

今後の投資のテーマ・セクターについては「AI・生成AI」(リスク:29.7%、期待:53.6%)と「半導体」(リスク:24.3%、期待:50.1%)の上昇期待が5割以上、リスクを認識する割合が3割前後となっており、それぞれ他と比べて高い傾向だった。「観光・インバウンド」(リスク:16.9%、期待:9.5%)と「不動産・都市開発」(リスク:19.7%、期待:11.2%)はリスク認知が他より高い一方、上昇期待は1割前後と低かった。

資産クラスでは「日本株」、テーマ・セクターでは「AI・生成AI」や「半導体」への上昇期待が高い結果となり、いずれも一定のリスクも認識されていることがうかがえる。

  • 資産クラス|期待×リスク

    資産クラス|期待×リスク

  • テーマ・セクター|期待×リスク

    テーマ・セクター|期待×リスク

  • 資産クラスおよびテーマ・セクター|期待×リスク

    資産クラスおよびテーマ・セクター|期待×リスク