フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、番組ディレクターの“心配な姉”とその夫を追った『ちょっと心配な家族がおりまして~母と私と姉夫婦の話~』を、26日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション』の密着を受けるチエさん(手前)とシゲキさん=フジテレビ提供

2020年、子供を産み、実家で産休中の「私」の元に、驚きの知らせが飛び込んできた。長姉のチエさん(44)が貯えを使い果たし、生活資金を得るため、暮らしている一戸建てを売るというのだ。預金通帳の残高は、わずか「4,873円」だという。

姉は、中学2年生の時に突然、不登校になり、のちに「うつ病」と診断された。部屋にこもったままの姉は、家族にとっての長年の気がかり。そんな姉が部屋から出て、通信制の大学に通い出した26歳の時、講師をしていた24歳年上のシゲキさんと出会う。家柄の良い資産家の息子で、大学で法学を教える立派な人。結婚を決めた2人に「これでチエちゃんの将来も安心」と、家族は胸をなでおろした。

シゲキさんが親から譲り受けた家で暮らす姉夫婦だったが、シゲキさんの両親が亡くなると雲行きが怪しくなる。実は両親から経済的援助を受けながら暮らしてきた姉夫婦。シゲキさんには、生活を支えていくだけの収入はなく、姉は、症状が改善せず、働くことはできない。ついに、両親の遺産も含め、貯金を使い果たしてしまったのだ。

追い込まれた姉夫婦は、親から譲り受けた家を売り、姉は40代半ばにして人生初の仕事探しを始めるのだが…。

心配する家族をよそに「大富豪になる日は近い」「ニャンとかなる」と、意に介さない“浮世離れ”した姉夫婦。2人の行方は…。女優・仲里依紗のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ